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異世界転生 第二の人生は胎児から 新生児からはじまる無双物語  作者: ねむねむぴよ
第4章 新生児が先生に成れるのか?やれてるんだからどうでもいいじゃん
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38話


 マーニに全身を洗われ、湯あみから上がったラインハルトは、さっそくソレイユと二人っきりになった。


 「 殿下、クラリスの事・・・ありがとうございます。俺はソファーで寝ますのでベットを使ってゆっくりお休み下さい。」

 「 ・・・ソレイユ、そちに話しておくことが有る。 」

 「 はっ! 」

 ソレイユは片膝をつき、ラインハルトに頭を垂れる。

 そんな彼をみながら口調を変え語り掛ける。


 「 この未明に200名を超す暗部の者が離宮を襲う・・・今のお前ではひとたまりも無かろう。

 ・・・力が欲しいか? 」

 ソレイユは頭を垂れたまま、一拍の間の後 「 是非に! 」

 「 ソレイユ、面を上げよ 」

 彼は真剣なまなざしでラインハルトを見つめる。


 「 そなたの体の構造から把握し、その後魔力増幅の施術を行う。痛みを伴うが耐えうるか? 」

 「 もちろんです! 」

 そして突然衣服を脱ぎ始めた。

 ・・・いや脱がなくてもいいんだけど・・・既に全裸に成っている彼に、今更服を着ろと言うのもどうかと思いとりあえず放置する。

 獣人だけあって結構毛深く襟足から背中尾に掛けて、濃ゆいブラウンの体毛が繋がっている。

 尻尾はフサフサ、耳は密度の細かい短い毛がびっしりと生え揉みクシャにしたくなるのを堪える。

 腹筋は綺麗に六つに割れ手足は長く細マッチョ、男の子の証明さえ付いてなければ健康美少女といっても良いだろう。


 「 ベッドへ仰向けに寝ろ。 」 

 ソレイユは指示の通り仰向けにベットに横たわる。


 ますは、頭部からCTの様に輪切りに見てゆく。

 『 サーチ 』

 彼の上部に 半透明の一ミリ刻みの姿が投影されてゆく。


 聴覚と嗅覚がすぐれているのか耳腔と鼻腔の空隙が大きく、人より前頭葉が圧迫されている。

 魔核は海馬の中心。

 そこから胸部へと魔力線が伸び、全身へと巡っているようだ。

 筋肉繊維も密度が高く、瞬発力・持久力共に高そうだ。

 つま先まで見てみたが病巣は無く健康体。


 「 これより魔力増強の施術を行う。 」

 念動と肉体改造スキルを発動し、魔素で構成された魔力線を肝臓上部へと伸ばしてゆく。

 ソレイユの表情がゆがむ、魔力の殆どは自分が供給しているが、ごく一部の魔力がソレイユからも使用されているようで、魔力がまもなく枯渇する。

 ラインハルトは、ソレイユの胸部に手をあて、事務んの魔力を注ぎ込む。

 魔力線の成長が加速され一気に肝臓上部まで到達した。

 そこに疑似魔核を魔素から創造すると、胸部が発光し疑似魔核が固定化され魔核へと変じた。

 ソレイユの意識は既にない。 魔力枯渇による昏睡だ。2~3時間の休息でこれくらいの大きさの魔核なら満タンになるだろう。

 試しに自分の胸部の魔核を見てみると、大きさは大人の親指・第二間接程の楕円形の魔石に成長していた。色は黄金色、滑らかな表面からは幾つもの魔力線が全身を神経の様に繋いでいる。


 ソレイユの魔力を回復させるため、更に慎重に細く伸ばした魔力を魔核に注ぎ込むと砂粒程の大きさの魔核が自分の小指の先ほどに成長した。もちろん魔力は補充済みだ。


 肉体的な改造も行っので体力も消費しているソレイユにヒールの魔法を施し、後は襲撃までに目が覚めればよいだろう。


 ・・・・意識を失っているのだから・・・・こっそり尻尾と耳を触っておく。

 うむ、モフモフだった。


 ラインハルトも仮眠を取り・・・・夜の11時頃にソレイユの身動きで目が覚めた。


 ソレイユの鑑定を早速行う。


 >個体名:ソレイユ

 >種族名:獣人 ♂(カイザーウルフ:希少種)

 >称号 :なし

 >二つ名:なし

 >状態値:児童 5歳 好調

 >存在値:LV8

 >体力値:▼50HP

 >魔素値:▼35MP

 >魔道系スキル:なし

 >創作系スキル:なし

 >操作系スキル:遠吠え(ハウリング)

 >強化系スキル:魔力強化 遠見 暗視

 >耐性系スキル:毒物耐性

 >探査系スキル:嗅覚探知 気配察知

 >特殊系スキル:野生の感


 >体力値:▼50HP

 >攻撃値:11

 >筋力値:10

 >敏捷値:18

 >器用値: 9

 >回避率:19

 >防御力: 7


 >魔素値:▼35MP

 >攻撃値:5

 >知力値:50

 >抵抗値:7

 >幸運率:30

 >防御力:8


 軒並みに、魔力系統が上昇している。

 新たな魔核のおかげだろう。これからどんどん体になじみ魔力強化なども強化されてゆくだろう。


 『 ・・・マスター 罠の設置完了しました。・・・ 』

 耳元へ囁き声が聞こえる。

 『 承知した、これより自分が罠を仕掛ける。離宮周辺の窪地には決して入るな。 』

 『 ・・・はっ!・・・ 』


 ソレイユが不思議そうにこちらを見る。

 「 殿下 今の声は? 」

 「 王宮の暗部だ、それと呼称は ラインハルト 長ければ ハルトでよい 」

 「 はい ハルト様 」


 「 これより離宮の周辺に出かける付いて来い 」

 「 はっ! 」

 ソレイユはいそいそと服を着、ラインハルトの眼前に跪く。

 「 公式な場以外は、跪くのもなしだ、それに面倒だ。」

 「 はっ! 」


 「 では行くぞ! 」

 掛け声と同時に 窓を開け、重量く操作で二人の体重を1000分の1に、そして風魔法で上空へと浮かび上がった。


 周辺が見渡せる上空100m

 離宮は小高い丘に成っており、それを囲むように50m程の空堀が掘られている。

 その外側は緑豊かなも理となっており、攻める側としては絶好の隠れ蓑だ。


 ラインハルトはまず空気中の二酸化炭素を集め空堀に沈めてゆく。

 同時に広域にわたり無風状態に成るよう気圧を調整。

 『 ポン 大気への干渉を検知しました 【気流操作】が派生しました。 』

 頭の中の声を無視し、続けて空堀の中の二酸化炭素を一酸化炭素に還元、空気よりも軽い為、二酸化炭素の層が蓋をする様にし 一酸化炭素の重力を2倍に増やし更に濃度を濃くする。

 これで空堀は一酸化炭素のガス室へと変貌した。

 空気中濃度は1%弱、一呼吸で頭痛・めまい・吐き気・失神したあと10分程度で片が付く猛毒だ。

 ソレイユはそんなラインハルトを見つめながら魔力の流れを目で追っているが、何をしているかわからなかった。


 重力を操作しゆっくりと正門前降下。

 夜警の騎士に伝言するためだ。


 「 やけい おつかれしゃまでしゅ! りきゅうの しゅうへんに あやしいちとが かくれてましゅ

 こちらのほうが にんずうがすくないでしゅ もんをとじて けいかいを みちゅにしてくだしゃい 」

 「 ラ、ラインハルト殿下? こんな夜分に外に出られたのですか? 」

 「 しょれはないしょで おねがいしましゅ 」

 ぺこりとお辞儀し門を潜らせてもらい部屋へと戻る。

 たたき起こされたマーニに小言を言われたが、本番はこれから。長い一日はまだ続く。


 


 


 

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