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徐州奪還戦~南部での戦い~

エルスランド帝国西涼方面から爆撃を徐州に駐屯する曹操軍は受けており、兵の士気も低下しており、満身創痍の状態であった。


そこで、エルスランド帝国は劉備軍・董卓軍・官軍と合同で徐州を奪還する作戦を立案した。すぐに作戦会議が各国で開かれ、参戦の意思を各国は見せた。


エルスランド帝国陸軍を主軸とした連合軍は徐州に駐屯する曹操軍18万を撃破するため、徐州に向かい出撃した。








曹操軍徐州防衛軍

指揮官:郭嘉・程昱・凪・真桜・沙和

曹操軍一般剣兵4万

曹操軍一般槍兵4万

曹操軍一般弓兵5万4千

曹操軍一般騎兵4万

曹操軍近衛兵6千

計18万




エルスランド帝国陸軍徐州奪還部隊

指揮官:浅野武彦西涼総督・ウェールズ将軍・松村里秀大将・ルイジ・アルニーオ大将

第35機甲軍10万

西涼方面戦列軍12万

第23西涼方面歩兵師団1万5千

第1西涼空挺師団1万

計24万5千




劉備軍

指揮官:北郷一刀・関羽・張飛・諸葛亮・黄忠・厳顔

劉備軍剣兵8千

劉備軍槍兵1万

劉備軍弓騎兵8千

劉備軍弓兵7千

劉備軍騎兵2千

計3万5千




董卓軍

指揮官:高順・李儒

董卓軍第1歩兵師団2万5千




官軍

指揮官:公孫賛

漢王朝第3歩兵軍4万



徐州奪還連合軍

計34万5千











エルスランド帝国陸軍の主力である第35機甲軍は洛陽方面から徐州に向けて移動を開始した。作戦では徐州南部より、エルスランド帝国戦列軍と劉備軍が。徐州北西部より董卓軍と官軍が。そして、徐州北東部よりエルスランド帝国陸軍第35機甲軍が侵攻する手はずとなっていた。


数時間後、西涼に設置されている総司令部には各方面での戦闘開始の報告が届き始めた。

「空挺部隊を送り込む。すぐに準備させろ。」

「了解しました。」


西涼にある陸軍航空基地には第1西涼空挺師団の将兵1万がいた。

「我々の任務は、徐州城に降下し、曹操軍重要人物をとらえること。そして、その任務が完了し次第、城の制圧と友軍の援護を行う。」

「「「はっ!!」」」

「わかったら総員、搭乗を始めろ!!」

兵士たちは次々と輸送機に乗り込んだ。









徐州南部では凪が指揮を執る曹操軍6万が砦などを駆使してエルスランド帝国戦列軍と劉備軍を迎撃していた。


そして、戦列軍と劉備軍は国境沿いにある一番強固な曹操軍砦を攻めていた。

「弓部隊は前に出て、エルスランド帝国戦列軍の攻城を援護しなさい!!」

劉備軍指揮官の黄忠は自身も弓を使い援護射撃を行いながら、部下たちに指示を出す。

戦列軍の一般戦列歩兵部隊は砦の防壁から弓で射撃している曹操軍に向けて銃撃を開始する。しかし、エルスランド帝国本国の戦列軍とは違い最前列のみが無造作に射撃と装填を繰り返していた。

曹操軍との撃ちあいは、数の差を生かしている戦列軍の方が有利になり黄忠による的確な射撃により、曹操軍弓兵部隊の指揮官が戦死するなど、混乱が生じ始めていた。


その隙を突き、戦列軍の擲弾兵部隊は鍵縄を城壁に懸け、登り始めた。

「敵軍を迎え撃て、全員抜刀だ!!」

弓兵が城壁を登り切った擲弾兵を向かう撃つべく抜刀して、擲弾兵に斬りかかってきた。

擲弾兵も銃剣で弓兵に応戦。

最初は数の差で押され気味だった擲弾兵部隊ではあるが、曹操軍弓兵との練度の差と続々と登ってくる擲弾兵の数、劉備軍や戦列歩兵の援護射撃により数を減らし始めた。

「このままでは、こちら側が不利になるのも時間の問題だ。しかし、城壁を敵に明け渡すな!!」

曹操軍も決死の覚悟で踏みとどまろうとするが、

「もうダメだ。俺はまだ、死にたくない!!」

曹操軍弓兵部隊の新兵が1人逃げ出したのを気に、指揮崩壊を起こし城壁から撤退を始めた。

城壁が安全になったのを確認すると、擲弾銃中隊が城壁を登り始めた。

「投擲始め!!!」

擲弾兵部隊指揮官の命令により、擲弾兵は擲弾を曹操軍に向けた投げた。


「なんだこれ?」

地面に落ちた擲弾を曹操軍兵士が拾ってしまった。その直後、擲弾が爆発して周囲に兵士だった男の肉片が飛び散る。

「に・逃げろ!!!!」

曹操軍の兵士は擲弾から一斉に離れた。


「各自、射撃を始めろ!!」

擲弾銃中隊は曹操軍に向けて銃撃を開始した。

曹操軍にその効果は絶大で、ほとんどの兵士が武器を捨てて投降してきた。

「降伏など許さんぞ!!!」

曹操軍督戦部隊が武器を捨てて降伏した兵士を斬りつけた。


武器を捨てた曹操軍兵士は攻略部隊のいる方向の門に逃げ始めた。


「門が開いたぞ!!」


しかし、門から出てきたのは武器を捨てた曹操軍兵士だった。


「射撃用意!!」

「撃つな、敵は武器を捨てているぞ!!!」

「頼む、攻撃しないでくれ!!」


その後ろから督戦部隊が現れた。


「各自、射撃で対処。」

曹操軍督戦部隊に対して銃撃を開始した。


「お前ら、何をしている。我々と共に戦え!!」

督戦部隊の指揮官が他の兵士に命令した。

「誰が、お前らの言うことなんて聞くか!!!」

一人の兵士から大声で言われた。

「なんだと!!」

「お前らが徐州に来てから、今までよりひどくなってんだよ!!」

「劉備様の方がとてもよかった!!」

ここにいる兵士のほとんどが徐州出身者で構成されており、遂に不満が爆発したのだ。

「こいつらをここから叩き出せ!!」

遂に、曹操軍は同士討ちを始めた。


次第に数で劣る督戦部隊は敗走を始めた。


その瞬間、残りの曹操軍兵士はエルスランド帝国戦列軍に降伏。


その後、徐州南部では民衆による一揆が発生。凪は部隊を徐州中央部に退却した。


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