エルスランド帝国の西涼占領と租借地化
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董卓領の西部にある西涼は馬騰と韓遂が治めていたが、韓遂が馬騰を謀殺した。それから韓遂は馬騰派の武将や馬一族を殺しにかかった。その関係で西涼は内乱状態になっている。
馬一族の馬超・馬岱・馬休・馬鉄は親族の手を借りて西涼を脱出している。
だが、ほとんどの馬一族が韓遂達に殺されており、元馬騰軍の兵士がゲリラ戦術で韓遂に対抗している状態だった。
漢王朝側も停戦を求めていたが韓遂はその要請を無視。
一方のエルスランド帝国は租借地の交渉をしていたが、曹操とは戦争状態で孫策は言うことを聞かない、益州は劉備軍の領土のため、租借できる土地がなかったが、エルスランド帝国側は西涼を租借地として求めた。
この要請を漢王朝は受け入れ、漢王朝の命令を聞かない韓遂を朝敵と決めた。
後日、早瀬武恒大使が漢王朝側と交渉し、租借期間はなし。永久租借とすることになった。これは、漢王朝側が提案したことで、西涼は洛陽からも遠く、異民族との緩衝地にしたいと言う思惑もあった。
エルスランド帝国陸軍は劉備軍の護衛に回していたアルピニ山岳歩兵師団を含めた3個師団で西涼を占領する計画を立てた。また、漢王朝や董卓軍からも援軍として10個師団規模の部隊が董卓領を経由して西涼に向かうことが決定した。
「またか!!あのガキは黙っておれんのか!!!」
西涼の中心にある西涼城では韓遂が白湯からの書状を見て怒っていた。
西涼城は元々馬一族の居城だったが馬騰を謀殺したの気に兵を率いて占拠したのだ。
「どうかされたのでしょうか?」
文官は韓遂に問いかける。
「あのガキはこの私に西涼を明け渡せば馬騰を謀殺した件は見逃すと言ってきやがった。誰が、権威の無い王朝に従うか!!!」
「ですが、この書状には断れば戦争状態になると書いていますが?」
「ふん!!官軍など、弱兵の集まり。わが騎兵部隊で蹴散らしてくれるわ!!」
「そうですか。」
すると、突然扉が開いた。
「報告!!大陸間同盟が我が国に宣戦を布告しました!!!」
「何だと!?何かの間違いでは?」
「いえ、間違いございません。現在、董卓領と隣接している砦で董卓・漢の連合軍と戦闘中でございます!!!」
「救援部隊を編成しろ、急げ!!!!」
「砲撃開始!!!」
ドーーーーーン
官軍の騎兵牽引式旧型12cm榴弾野砲が韓遂軍の砦に向け攻撃を開始した。
「官軍は弱兵の集まりじゃないのか!?」
韓遂軍にかかわらず、官軍は弱いと言うのが諸侯の常識だった。
しかし、韓遂軍が相手にしているのは公孫賛陸軍少佐指揮するエルスランド帝国製の武器を装備した最新鋭の部隊だった。
「討って出れば状況が変わるかも知れない!!」
砲兵からの砲撃に耐えられなくなった韓遂軍の兵士たちは砦の門を開けて官軍に突撃した。
「突撃だ!!!!!」
韓遂軍の兵士たちは剣や槍を構えながら官軍に斬りかかろうとしていた。
「攻撃開始!!」
士官の号令で松村式歩兵銃を構えた官軍兵士たちは引き金を引き始める。
「ぐはっ・・・。」
「どうし・・・ごほっ・・・。」
韓遂軍の兵士たちは官軍兵士に届く前に銃弾に倒れていく。
「に・逃げろ!!!」
「誰が、官軍は弱兵の集まりだ!!!!!」
韓遂軍は官軍の一度の銃撃で指揮崩壊を起こして命からがら逃げ始めた。
「韓遂軍を逃がすな、私に続け!!!」
白蓮は自ら騎兵を率いて韓遂軍の追撃を開始した。
西涼城は大騒ぎだった。
大陸間同盟に宣戦布告されただけでなく、既に東部からは董卓軍と官軍の部隊が北部・南部からはエルスランド帝国陸軍が国境の砦を突破して破竹の勢いで西涼城に向かっていた。
韓遂軍も何度か部隊を送って足を止めようとしたが、大陸間同盟軍の足を止めることは出来ず、宣戦布告から4日で西涼城はエルスランド帝国陸軍3個師団に包囲されていた。
エルスランド帝国陸軍は西涼城への総攻撃を開始した。
「砲撃開始!!!」
エルスランド帝国陸軍第38諸兵科師団の90mm多目的高射砲が西涼城の城壁や城門を破壊する。
「逃げろ!!!」
「やっぱり勝てやしないんだ!!!!」
韓遂軍は城壁が破壊されたのを見て、戦わずして指揮崩壊を起こした。
そのどさくさで韓遂は第12歩兵師団所属の狙撃兵に射殺されると韓遂軍は抵抗をやめた。
韓遂軍の兵士たちの身柄はすべて官軍に引き渡した。
その後、韓遂軍の残党狩りをした後、エルスランド帝国は西涼の完全占領を宣言した。
完全占領の宣言の翌日から陸と空から建築物資などがたくさん輸送され始めた。