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16. 始まりの記憶

(注意)本日2回目の投稿です。(2/23)














   16



 魔法『霧の仮宿』による感知で、おれは日比谷浩二の存在を把握することになった。


 その情報を伝えると、追跡部隊に参加している探索隊メンバーは衝撃を受けた様子でいた。


 彼らにしてみれば、コロニー崩壊で行方不明になっていた仲間のひとり……それも、幹部クラスだった二つ名持ちだ。

 まさか追い掛けている相手のひとりがそうだったとは、夢にも思わなかっただろう。


 もっとも、その衝撃が動揺に変わるのは、未然に防がれた。


「ま。取っ捕まえてみれば、話は聞けるだろ」


 他でもないリーダーの中嶋さんが、なんでもないことのように軽く流したからだ。


 発言そのものよりも、まったく動じた様子もないその態度を見て、探索隊メンバーは落ち着きを取り戻したようだった。


 お陰で、いまもたまに『守護の巨人』には遭遇するものの、彼らは落ち着いて対処ができており、危険を感じることはまったくと言っていいほどなかった。


 対処にも慣れてきたらしく、『霧の仮宿』で周辺を把握しているおれが警告を出すまでもないことが多くなった。

 一行の中央にいるおれたちは、ただ足早に移動しているだけでよかった。


 個人的には、日比谷の存在が脅威とならないか気になっていたのだが、それも彼が工藤の魔軍によって敗退したことで杞憂となった。


 神宮寺一行と工藤との間に共同戦線は張られなかったので、その点も胸を撫で下ろす材料と言えた。


 また、ベルタがそう事前に言い当てていたので、無用の対策で時間を無駄にすることなく進むことができたのもプラス材料だった。


 もっとも、そのベルタはといえば、沈痛な雰囲気を纏っていた。


 主のことを気にしているのだろう。


 工藤と日比谷との間に起きた激しい戦いは、ふたりの因縁によるところが大きいようだった。


 おれも異界の道先案内人として、自分たちの周囲の警戒や罠の無効化をしなければならなかったので、断片的にしかふたりのやりとりを聞くことはできなかったのだが、どうやら『闇の獣』轟美弥はコロニー崩壊の際に死んでいて、それが日比谷の手によるものだということらしい。


 ベルタからも、それを裏付ける話を聞くことができていた。


 これは気になる情報だった。


 コロニーはただ崩壊しただけではなかった可能性が出てきたからだ。


 あの日、おれはただ逃げ惑うばかりだったし、加藤さんや幹彦も似たようなもので、崩壊に至るだけの『なにか』があったとしても、知るよしなどなかった。


 日比谷はそのカギを握っているのかもしれない。


 それこそ中嶋さんの言い分ではないが、捕まえればあの日の真実を知ることができるかもしれなかった。


 ただ、同時にこれは扱いに注意しなければならない情報でもあった。


 探索隊のメンバーにしてみれば、コロニー崩壊の際に幹部同士の殺し合いがあったということになるわけで、動揺を与える結果になりかねないからだ。


 もっとも、コロニー崩壊における情報は今回の異界攻略作戦に直接関係するわけではないので、あえてここで伝える必要はない。

 機会があれば中嶋さんに相談して、あとは判断を委ねればいいだろう。


「なんにしても、情報については助かった」


 おれが礼を言うと、ベルタは小さく笑ったようだった。


「なに、こちらも王のためにしていることだからな」


 神宮司一行と、工藤の魔軍、探索隊に、教会勢力。

 それぞれが思惑を持って動いている現状は、非常に複雑だ。


 探索隊や教会勢力は『世界の礎石』破壊を企てる神宮司たちをとめるために動いている。


 工藤はどうやら神宮司たちに敵対しているようなので、結果的に『世界の礎石』破壊を邪魔しているという意味では、利害は一致していると言っていい。


 しかし、一方で工藤は探索隊とは違って「とめる」なんて甘いことは考えていないだろうし、ましてや、日比谷が相手となれば尚更だ。

 心情的には神宮司や日比谷たちに仲間意識がある探索隊とは、この点で敵対する可能性が出てくる。


 利害の面と、感情の面とが複雑に絡み合い、現状は予断を許さない。


 万が一のときのことを考えるなら、なにがあっても対応できるように、事情を理解している必要がある。

 そう判断して、ベルタは話をしてくれたのだった。


 ただ、一点、話を聞いているなかで、不可解な部分があった。


「なあ、ベルタ。ひとつ訊いてもいいか」

「なんだ」

「……お前はどうして『轟美弥の死に際について知っていた』んだ?」


 ベルタの話を疑うわけではないが、おかしいと思った。


 工藤にとって彼女の死が核心にあるものなら、駒でしかない配下に対して、わざわざ話をすることはないはずだ。


 おれがそう疑問に思うことは、予想していたのかもしれない。


「単純な話だ」


 落ち着いた声で返答があった。


「わたしは、その場にいた。だから知っているのだ」

「……その場にいた?」


 一拍、理解に時間が必要だった。


 思わず息を呑んだ。


 その場にいたから知っているというのは、簡単な構図だ。

 しかし、そこにはひとつ重大な事実が示唆されていたからだ。


「とすると……ベルタは工藤の最初の配下だったのか? 轟の死で魔王として覚醒した工藤が、その場で従えた?」


 改めて考えてみれば、ありえない話ではなかった。


 工藤が魔王としての能力を覚醒させたのは、コロニー崩壊のあと、轟美弥が死んだ前後だったはずだ。


 ベルタがそのときに配下となったのだとしたら、工藤と轟の間にあった出来事を知っていてもおかしくない。


 辻褄は合うのだ。


 ただ、そうすると、一点、わからないことがあった。


「だが、ベルタは……二番目に名前を与えられたってことじゃなかったか?」


 フォルネティック・コード。

 ベルタというのは、二番目の名前だと前に聞いた。


 最初の配下であること。

 二番目に名前を与えられたこと。


 それらは矛盾した事実であるように思えたが、ベルタの答えは違っていた。


「そう難しいことでもない。王は基本的には配下に名を付けない。名前を付ける条件は、お前も知っているだろう?」


 そう尋ねられて、おれも気付いた。


「……名を付けるに値するだけの力を持つこと」

「その通りだ」

「それじゃあ、ベルタは……」

「そうだ。当時のわたしには、見込みがなかったのだ」


 だから、名前を与えられなかった。


 工藤が従えた配下の扱いは、おれと眷属のそれとはまったく異なっている。


 むしろ工藤の場合、最初の配下と、最初に名前を与えた配下は別であるのが自然なことなのだ。


 ややこしいのは、名前を与えられなかった最初の配下が、のちに名前を与えられたことにあった。


「最初の配下であるわたしは、その場で名前を与えられなかった。力を得たのは、しばらく時間が経ったあとのことだった。そのときには、すでにアントンがいた。だから、わたしに与えられたのは二番目のベルタの名だったのだ」


 語る声色が、一段トーンを落とした。


「……わたしはアントンにはなれなかった。わたしにとってベルタという名は、自身の無力さと不甲斐なさの証のようなものだ」


 その言葉は、悔恨に満ちていた。


 単純に最初に名前を与えられなかったという事実についてのみ言っているわけではないことは、容易に察せられた。


 そこに込められた悔恨こそが、無骨で素朴な彼女の根幹に関わる問題なのだろう。


 駆ける足はとめることなく、ベルタは口を開いた。


「真島孝弘。お前は先程、わたしが『王の最初の配下』であり、『魔王として覚醒したその場で従えたモンスターだった』のかと訊いたな。半分正解だ」

「半分?」

「前半は正しい。だが、後半は間違っているのだ」


 一瞬、混乱した。

 そのふたつは同じことであるように思えたからだ。


 しかし、ベルタの言い分はそうではなく、おれの想像の外にあった。


「わたしが王に従ったのは、あの方が魔王となったときではない。その前のことだ」

「……なに?」


 それは、大きな勘違い。


「あの方が力を得たのは、魔王として生きると決めたときではない。その前だ」


 ベルタは言う。


「諦めることなく、あの方は樹海で生きあがいていた。そのときに、わたしは王の配下となったのだ」

「……」


 おれは数秒、黙り込んでいた。


 うまく言われた事実を呑み込めない。

 これまで聞いていたのと、あまりにも話が違っていたからだ。


 けれど、ベルタはあくまで真面目な態度を見せていて、こちらの戸惑いはますます大きくなるばかりだった。


「……いや。だが、それはおかしいだろう。そもそも、工藤から聞いていた話と食い違うぞ」


 あのチリア砦襲撃事件の際、工藤は自分自身の起源を語っている。


 工藤は人間の弱さと醜さに絶望し、世界を滅ぼすという願いによって、魔王としてモンスターを従える力を得たはずだ。


 その前にベルタが配下となっているというのはおかしい。


 どういうことなのか。


 おれの疑問の視線に、ベルタは暗い声を返した。


「それは、わたしが力及ばなかったためだ」


 無力さと不甲斐なさ。

 自分の名前を、その証だと語ったときと同じ自責の念がそこにはあった。


「あのとき、ひとりあがくあの方にわたしは求められた。どうやら轟美弥との出会いが、当時のあの方を変えたらしい。まだ弱く小さく、けれど、そんな自分を変えようと歯を喰いしばっていた。その存在を感じ取ったとき、この胸に抱いた尊さと喜びとを覚えている。まだ不確かな繋がりを手繰り寄せ、わたしはあの方のもとに急いだ」


 思い出を語る口調が、そこでひどく苦渋に満ちたものに変わった。


「しかし、間に合わなかったのだ。その直前に、あの方は同じ転移者たちに遭遇してしまっていた。わたしが駆け付けたときには、さんざんに痛めつけられたあとだった」


 視界の端で、リリィがこちらに目を向けるのが見えた。


 耳の良い彼女には聞こえてしまったのだろう。

 驚いた顔をしていた。


 おれ自身、同じ気持ちだった。



 ――傷つけられて、救いを求めた。

 ――応じてくれる存在があった。



 おれとリリィの出会いと、ベルタの語る工藤との始まりの話は、とてもよく似ていたのだ。


 しかし、その顛末だけが残酷なくらいに違っていた。


 リリィはおれを救ってくれた。

 けれど、ベルタは工藤を救えなかった。


 彼らの始まりは、あまりにも状況が悪過ぎたからだ。


「わたしはあの方を守るために、牙を剥いた。だが、果たせなかった。呆気なく、一撃で打ちのめされてしまったのだ」


 当然の結果だった。


 相手はウォーリア。

 名前を与えられなかったという事実から推測するに、当時のベルタは強大とも言えるいまの彼女からはほど遠い、どこにでもいるモンスターとそう変わらない存在だったのだろう。


 敵うはずなどなかった。


「わたしは弱く、あの方を助けることができなかった。……わたしが、あの方を魔王にしてしまったのだ」


 拭い去れない後悔の念。

 これがベルタが抱え続けてきた始まりの傷だった。


 せめて出会いが転移者たちとの遭遇よりも先であれば、状況は違っていただろう。


 狼の鋭い嗅覚によって接近を感知して、見付かることなくやり過ごすことだって、不可能ではなかったはずだからだ。


 そうすれば……ひょっとすると、ひとりと一匹で寄り添い合って、この過酷な世界を生き抜く未来が彼女たちにもあったのかもしれない。


 そう考えてみると、工藤の配下のなかで唯一、ベルタだけがおれたち寄りの感性をしていたのも当たり前のことのように思えた。

 魔王となる前の工藤は、世界を滅ぼすための駒など望んではいなかったはずだからだ。


 自分を変えて、一緒に歩んでくれる存在こそが未来に必要なものだった。

 けれど、あるべき未来は訪れなかった。


 踏み躙られて、どうしようもなく歪み果てた。


 だからベルタは悔いている。

 自分に最初のひとりたるアントンの名を与えられるだけの力があれば、大切なものを守り切れたはずなのだと。


 おれたちと同行している間、彼女は夜な夜なモンスターを狩りに出ては、自身の強さを高めていたが、そうした強さに貪欲な部分は、魔王になる前の工藤を守り切れなかった後悔の記憶があればこそだったのだろう。


「……工藤は、そのことは?」

「気付いてはいらっしゃらないはずだ。攻撃を受けて倒れていたわたしが動けるようになり、初めて王にかしずいたのは、すでになにもかもが終わったあとのことだった。轟美弥は『闇の獣』によって、猛犬を生み出して使役していたから、その直前に飛び込んでやられたわたしに、前後不覚に陥っていた王が気付くことはできなかっただろう」

「自分からは言い出さなかったのか」

「言ってどうする」


 ベルタは自嘲げに言った。


「わたしがようやく名を与えられたときには、王はすでに魔王としての道を歩み出したあとだった。すでになにもかもが遅かったのだ」


 魔王としての工藤の道程に、寄り添い合う存在は必要ない。


 かけがえのないひとりになりえた存在は、魔王の下では出来損ないの駒でしかなかった。


 それでも、彼女は少年を想っているのだろう。

 なにもできなかった後悔と、出会ったときに感じた尊いものを胸に抱きながら。


「……と、これがわたしと王の間にあった出来事だ」


 恐らくは意識してのことなのだろう。


 ベルタは話に一区切りをつけるように、口調を普段のものに変えた。


「付け加えて言えば、わたしは轟美弥の遺体を喰らっている。死に際の彼女がそう望んだからだ」

「轟が? どうして?」

「どうしてだろうな。彼女は親友を悲しませたくないから自分の死を伏せてほしいと言っていた。遺体を残したくなかったのかもしれないが……いや。どうだろうな。正直、よくわからないのだ。どうして王を助けたのか。そもそも、王を助けるつもりがあったのかどうかも含めて」


 かといって、いまとなっては確かめるすべもない。


 轟美弥は死んだ。

 いまわの際に世界を呪う言葉を遺したという彼女にまつわるなにもかも、もはや明かされることはない。


 もっとも、ひとつ腑に落ちたこともあった。


「お前のスキュラとしての姿が轟美弥によく似ているのは、その遺体を食べたからか?」

「恐らくな。とはいえ、わたしにとっても予想しない結果ではあったのだが」


 どうしてスキュラとしてのベルタの姿が轟美弥のものによく似ているのか。

 その原因は轟美弥の死の現場に居合わせて遺体を食べた影響だったのだ。


 ベルタ自身には、リリィと違って擬態能力があるわけでもないので、このような結果になったのは不測の事態ではあったのだろう。

 あるいは、蟲毒によって力を得て、肉体を変化させてきたあたりが影響しているのかもしれない。


「……ありがとう、話をしてくれて」


 すべてを知ったいま、ベルタの境遇は、あまりにも不幸に思えてならなかった。


 どうしようもない不運により、決して報われない構図ができあがっているようにさえ感じられてしまう。


 価値観が近いおれたちと同行する偶然がなければ、そんな不遇にさえ気付けないままだったはずで――。


「……いや、待てよ」


 ふと引っ掛かりを覚えて、おれは口のなかでつぶやいた。


 決して報われない構図のなかにいたベルタ。

 けれど、いまは本来あるべき彼女の在り方と近しい、おれたちのもとにいる。


 これは成り行きによる偶然だ。


 ……そう思っていたが、果たして本当にそうだろうか?


 ベルタを寄越したのは、工藤の指示によるものだ。


 間違いなく、ベルタは工藤の配下での最大戦力で、冷徹に考えれば手元に置いておくのが正しい判断であることは間違いない。


 そうしなかったのを、工藤本人はベルタが出来損ないだからだと言ってきた。


 けれど、それは本当なのだろうか。


 ベルタから話を聞いてしまったいまだからこそ、そこに疑問を覚えた。


 轟美弥の死は工藤にとって、現在の魔王としての彼を作るほどに大きなものであり、繊細な部分に関わるものであるはずだ。


 絶対に触れられたくないはずなのだ。

 それなのに、彼女の姿を継承してしまっているベルタを、自分の近くから離すというのは、あまりにもリスクが高い。


 実際、ベルタはおれたちに姿を晒してしまっている。

 もともと、工藤は彼女がおれたちよりの感性をしているからこそ、反感を抱かれることがないだろうと護衛として派遣したのだから、旅を続けるうちに情が移って真の姿を晒す事態になることだって、予想ができたはずなのだ。


 不用意にもほどがあるだろう。


 そこに、実はなにか隠された意図があるのではないかと思ってしまうくらいに。


「真島孝弘? どうかしたか?」

「……」


 尋ねてくるベルタを背中から見下ろしながら、脳裏にひとつの考えが過ぎった。


 もしも、もしもだ。

 工藤がベルタの境遇について気付いていたとしたらどうだろうか。


 もちろん、ベルタ自身が言った通り、その場では気付いていなかったのだろう。


 少なくとも、あのチリア砦襲撃事件の間は、本当に工藤は自分の力を魔王としてのものでしかないと思い込んでいたに違いない。


 けれど、工藤はおれという例を知った。

 チリア砦の事件を通して、ベルタがあまりにも謀略には向かない実直な性質をしており、他の駒とは違うことにだって気付けたはずだ。


 それらの事実と、彼女が最初の眷属であるということを併せて考えれば、真実に辿り着くことは不可能ではないのではないだろうか。


 そして、もしもベルタの真実を知ったとしたら、工藤にとって彼女の存在が持つ意味は大きく変わってくる。


 なぜなら、まだ決定的な出来事が起こる前、工藤が自分を変えようと思えたのは、他ならない轟美弥の影響なのだ。


 ベルタの存在は、轟美弥なしにはありえなかったことを考えれば、ある意味、彼女の忘れ形見とも言える。


 そんなベルタを、工藤はどうしようと考えるだろうか。


 本来あるべきように扱う?


 ……無理だろう。


 先程、ベルタも言っていたことが、そのまま工藤自身にも当てはまる。


 すなわち、すでになにもかもが遅い。

 工藤はすでに魔王としての道を歩み出したあとだった。


 気付いたところで、今更、失った道へは戻れない。


 絶望と苦痛の破滅へとひた走るほかない。


 ……だとすれば。


 工藤はなにを思ったのか。

 どう考えて、なにを選択した結果として、いまベルタはここにいるのか。


 答えに手が届く、その寸前――


「おお!」


 同行する探索隊が歓声をあげた。


 第三の異界への扉に辿り着いたのだった。


◆工藤&ベルタ回でした。


彼女たちの始まりもようやく描くことができました。

最初の頃、ベルタがリリィに対してよそよそしかったのですが、理由は今回の話で語られたところにあったりしますね。

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[良い点] ベルタが健気過ぎる。
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