第一書 『月姫ノ星書』 Episode04
~クロカッサ・ネクロマンサー~
勲位「死霊魔女」「瞬光賢帝」
ギルド認定=9Lank<追求者>・魔女(112)・ファルビナ天公国【天公導】及び侯爵・魔導者称号=<魔導賢帝>
[称号]
闇魔法の使い手、補助魔法の使い手、闇精霊王の加護、付与魔導を扱う者、死霊魔導を扱う者、闇精霊の代弁者、闇魔導を極めし者、全魔導の属性補正<中>、魔力創造、魔導属性融合、高速詠唱、自己防御補正、速度補正〈極〉、光速を纏う者
「凄いでしょう?」
ソファが謙遜するのも頷けるような能力値が其処には、映されていた。
初めに驚いたのは年齢である。見た目では、40代程であるが、実年齢は112歳だ。だが、それ以上に驚くべきことは山積みだ。
まず、クロカッサのギルドランクである。
ギルドランクとは、〈追求者〉ギルドから与えられる強さによる階級を示したものである。10段階に別れたこの階級は、何れ程に強くとも通常は、Lank7より上の位は獲得できないとされている。
しかし、クロカッサは事もあろうにそれを上回るLank9を冠していたのだ。
だが、アルが本当の意味で驚いているのは、ファルビナ天公国の【天公導】であるということだ。
エルフ族とミルス族により治められた剣の国。ファルビナ天公国。
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