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あなたを手放すために、結婚しました  作者: 絵宮 芳緒
第9章|裁きの刻

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第1話|暴かれる影

離れの書斎、夜。


灯りは薄く、紙の匂いと微かな火の匂いだけが漂う。


ルミエールは冷静に、だが心の奥で小さく鼓動が高まっていた。


書斎の一角、机の上には皇城からの書状と、間者の痕跡。


「ここに、証拠があります」


ルミエールの指先が、慎重に資料を差し出す。

ヴァルディアは無言で受け取り、視線を鋭く走らせる。


紙を読み進めるたび、彼の奥底で炎が静かに燃え広がる。


(……俺の手から逃れようなど、考えるな)


静かな書斎に、彼の内心だけが荒れる。

だが表情はいつも通り冷静。

この冷徹さこそが、間者を追い詰める刃となる。


ルミエールは息を整え、静かに言う。


「これで、屋敷の中の影はすべて明るみに出ました」


ヴァルディアの目が、一瞬だけ柔らぐ。


そして低く、確信を持った声が響く。


「では、始める」


外の嵐は静かだ。

だが屋敷内の空気は、確実に変わった。


これから“影”を弾劾し、屋敷を安全にする戦いが始まる。

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