第壱話 犯罪者
ここは50年前の海底火山の噴火によってできた大陸,ジャヴラス大陸。
位置的にはオーストラリアの東に進んだところにある。
この大陸は出来て間もないため20年前は砂漠のようなものだったのだが各国が発展に協力し大きな土地とアメリカに達する程のにぎわいと発展を得たのである。
だが犯罪が多発しギャングの大陸とまで言われるようになった。
今大きなギャングは人数が多い餡ブレラ(アンブレラ)と最近できた精鋭のALL IN (オールイン)そして一番初めからいるMOZUの3つのギャングである。
ジャヴラスの大監獄,カルセランド監獄(他国の囚人を監修する監獄)
大犯罪を犯した者を収容する階にて…
看守 「点呼ォー!」
囚人A 「いち!」
囚人B 「に!」
囚人C 「さん!」…
看守「よーし。お前らに大事な話がある。もしかしたらお前らはこの監獄から出れるかもしれないという話だ。静かに,心して,聞くように。」
囚人達「ザワザワ」
看守 「静粛に!お前らに犯した罪となぜ出たいかを問う。だが俺がそれを問いても意味がなかろう。だからこうすることにした。」
その声と同じタイミングで看守の顔が剥がれ黒髪で20歳くらいの青年となった。
謎の青年 「さあ,では質問を始めようか。」
囚人B 「犯した罪なんざ覚えてねぇよ。俺は前みたいに楽しく自由に暴れたいだけだ。」
謎の青年 「なるほど,野心があるのも悪くないね。」
先ほど囚人と同じ用なことが続く。
謎の青年「では次!」
すると出てきたのは血のように赤い髪の囚人が出てきた。
赤髪の囚人 「犯した罪は,詐欺100件及び殺人10件です。反省はしています。
彼奴等が悪いけど同じ手段を取ったんじゃ彼奴等と同じだから。別に出たくはないよ。」
謎の青年 「…では次」
次は顔にマスクを付けたやつが入ってきた。マスクは全体的に黒く口元は歯があり下の二本が突き出ていて,目元は少し凹んでいる。頭から二本の角が生えているなんとも個性的なマスクを付けている。
マスクの囚人「犯した罪は覚えてなんざいねぇ。反省もちっともしていない。ほか何も出来ねぇからできることをやってそれがたまたま犯罪だっただけだ。できるんならは楽しいけどよ,出来なきゃ何も楽しくならんだろ。」
謎の青年 「いいね,君!君にしよう。あとは誰にするか…おっと伝え忘れていたね。俺の目的はギャングを作ることさ。正義も悪も混ぜた混沌なギャングをね。」
マスクの囚人 「いいじゃねえか。なるほど,それを俺等に手伝えってか。大賛成だよ。
俺の名はプロフェス。得意なことは射撃だ。車なら運転はそこそこできるぜ。」
謎の青年 「ありがとう。あといいのを一人見つけた。そいつは…」
囚人A「俺だよなぁ、あんちゃん」
囚人D「ちげぇよ、あいつが選ぶのはこの俺だ」
青年が囚人たちの会話を切るように言う。
謎の青年 「赤い髪の君にする。」
赤髪の囚人 「俺は出る気はないんだが?」
ちょっとキレ気味に言う。
謎の青年 「俺は君の言ってる事が正しいと思う。
だからといって野放しにする意味はない。
悪いこともするがその分いいこともする。
それでチャラだ。どうだ楽しいし悪も消せるんだ。
いっしょに来ないか。」
赤髪の囚人 「わかった。でもお前らが正しくなかったときは抜ける。それでいいな?」
謎の青年 「いいよ。俺の名前はセノス。だいたい全部少しできるけど得意なことはヘリとバイク,あと作戦かな。きみは?」
赤髪の囚人 「俺はライ。得意なことは射撃とヘリだ。だがヘリは運転はできるけどブレードキルとかは無理かな。」
セノス 「じゃ行くか。俺のアジトへ。」 一話〈了〉
〜今日のちょいバド〜アジトについた直後
プロフェス 「セノスの運転まじやべーな。スピード早くてびっくりした。ふぅあっつ。」
セノス 「仮面の下はどうなってるのかな。デリカシーはないけど面白そうだ。」 仮面を脱ぐプロフェス。
シュバッて音がしたあとプロフェスは仮面をつけていた。一瞬で汗拭いて被ったのである。
セノス「早すぎだろ。でも絶対見てやるからな。」 終