Karte2 休日
4月2日 土曜日 7:00 三日月家にて...
さて、 今日も学校に、、、 って思ったけど今日は土曜日で休みだ。
今日も茉莉の病室に行って話でもしよう。 父さんから教わったアレを病室で勉強するか、、
じゃ、パソコンとかスマホを持っていざ出陣だ!
僕が部屋の扉に手を掛けた瞬間にスマホがブルっと震えた。
ん? 茉莉からかな?
僕は気になりポッケからスマホを出した。
えっと、、、 誰からかな? って、、 霜月さん、、
[おはようハル君! あれ? 起きてるかな?]
[起きてるけど... どうしたの?]
[学校かと思って起きたんだけど、今日学校が無くてさ暇なんだ〜。
あたしまだ友達ハル君しか友達居ないからさ? 今日、 何かしたいんだけど... どう?]
霜月さんからの誘いは嬉しいけど、、、 今日は茉莉の所に行きたいし断るか、、
[誘いは嬉しいけど... 今日も用事があるんだ。 だから、ごめん。 今日は無理かも]
[その用事って... 昨日と同じ様な用事?]
[うん... まぁ.. そうだね]
[その用事って... 私が着いて行っちゃ行けない様な用事?]
うぇ... めんどくさい事になっちゃった... 別に着いてきて良い用事ではあるけど.. 茉莉の事を考えるとなぁ... ん〜... どうしたものか..
いやでも茉莉もたまには僕以外の人と話したいかな?
まぁ... 一回試しで聞いてみるか..
[おはよう茉莉。 起きてる?]
...茉莉起きてるのかな? もし来なかったら無理矢理にでも断って...
そんな考え事をしていると茉莉から返信が返ってきた。
[おはよ春。 こんな朝早くからどうしたの?]
[いやその... 今日もまた茉莉の所に行こうって思ってたんだけどさ?
昨日話してた霜月さん覚えてる?]
[うん...覚えてる。 覚えてるけどどうしたの?]
[茉莉はその霜月さんと会ってみたい?
その、 霜月さん今日暇で着いてきたいって言ってきたからさ...
茉莉も同性の人居たら楽しいかなって思って、 こんな朝早くから連絡したんだ]
[別に私はいいけど... 私何も出来ないけどいいの?]
[あ.. 茉莉の事、 霜月さんに言ってなかった。 ちょっと待っててね]
「う、 うん]
霜月さん... 霜月さんっと
[別に着いてきていいけど、 今日も僕が行く所は病院だよ?]
[え!? 病院!? ハル君どこか怪我でもしてるの?]
[いや、 僕はどこも怪我してないよ。 大事な友人の所に行くんだ]
[え... それなら私着いて行かない方がいいんじゃ...]
[いや? その僕の友人が来てもいいよって言ってる]
[え...? その友人って男の子? 女の子?]
[女の子だね]
[女の子だったら行く.. 行くよ!]
[了解、 来るんだね。 じゃあ、 医大に8時でいい?]
[医... 医大ね!! うん! 分かった!]
よし、 じゃあ伝えれた事だし茉莉にも言っとかないと。
[霜月さん行くって言ったから来るよ]
[うん、 じゃあ部屋で待っとく!]
[茉莉の大好きな苺味の飴持っていくから待っててね]
[うん!! ありがと!]
よし、 じゃあ茉莉にも伝えれた事だし。 さぁ、 いざ出陣!!
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同日 8:00 医大前にて...
丁度ピッタに着いたけど... 霜月さんはどこだ...?
僕が周りをキョロキョロ見ていると、 僕の後ろの方から聞いたことのある声が聞こえてきた。
「ごめんハル君〜! 待った〜?」
「僕も丁度今さっき来たから大丈夫だよ。
じゃあ、 茉莉も待ってるだろうし茉莉の病室に行こっか」
僕が行こうとしたその時、 後ろで霜月さんが小さな声で何かを呟いていた。
「医大かぁ... 久しぶりだなぁ..」
「ん? 今何か言ってた?」
「ん! いや! 別に何も言ってないよ! ほら行こ行こ!」
「まぁ... ならいいけど」
僕と霜月さんは茉莉の病室に向かった。
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320号室 冬月 茉莉
僕は茉莉の病室のドアをノックした。
「入るよ茉莉」
「はいど〜ぞ」
そうだそうだ、、 開ける前にアレ言っとかないと
「そうだ、ハルさん。 先に重要事項だから言っておくけどカーテンに触れちゃ駄目だからね。
触れた瞬間に追い出すからね」
「え? なんで?」
「茉莉の病気は太陽の光に当たると、骨が折れたり体調が悪くなったりするんだ。
カーテンとか開けて太陽の光とか当たったら本当に洒落のない事態になるから、、
分かった?」
「う... うん。 分かった」
「よし、 じゃあ開けるよ」
僕は茉莉の病室のドアを開けた。
カーテン越しに茉莉の影が見える。
僕らは中に入りそのカーテンの向こうへと行った。
「おはよ、春! それと... ハルさん」
「うん、 おはよう茉莉」
「初めまして! 茉莉さん!! 私は霜月 春です! よろしくね!」
「はい、 よろしくお願いします」
「じゃあ挨拶も済んだみたいだし、二人で話でもしといて。
僕はちょっと勉強しないといけないヤツがあるから」
「え? 何か宿題でも出てたっけ?」
「いや、 出てないよ。 ま、 そゆことだから後は頑張ってね。 ハルさん。 茉莉」
僕はそう言い茉莉の病室の壁際に置いてある勉強スペースの椅子に座った。
僕はバックからPCを取り出して父親から教わったプログラミングの勉強を始めた。
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その頃二人は...
「えっと.... ハル君っていつもあんな感じで急なの?」
「いや? そんな事ないよ。 多分春は、 ハルさんとの二人きりの時間を作らせたかったんだと思うよ」
「な、 なるほど。 で、、 でもなんでそんな事、、、」
「春は優しいから、女子と女子との話し合いを邪魔したくなかったんじゃないのかな?
まぁ、 せっかく春がこの場を作ってくれたんだからさ?
そんな固くならずにラフな感じにしてくれていいよ?」
「じゃ、、 じゃあ、、 ラフな感じで喋るね! と、、、 言っても何を話せば、、」
「ま、、そうだよね〜。 私もとくにないかな〜、、、
あ、 でも一つあるかも!」
「え? 何々〜?」
「ハルさんの、髪型すっごい綺麗!! それ、 どうやってあみあみにしてるの?」
「えっ? これ? これはね、、、 ん〜、、 これ口で言うより茉莉ちゃんにやりながら教えた方 が早いと思うよ? ねね、結んでいい?」
「え? そのあみあみ教えてくれるの! うん! 結んでいいよ〜」
「じゃあ、、 髪の毛触るね」
「うん!」
あたしは茉莉ちゃんの長い黒髪を優しく触った。
茉莉ちゃんの髪はサラサラしていてまるで絹を触ってるみたいだった。
「髪の毛めちゃサラッサラだね!! マジ、 羨ましいかも!」
「え〜? そうかな〜? でも、 そう言ってくれるの嬉しいかも! えへへ」
そう言って茉莉ちゃんはかわいい笑顔を浮かべていた。
同性の私でも惚れてしまうんじゃないかと思うほどのかわいさだった。
「じゃ、、、 じゃあ結んでいくね!」
「うん、 お願い〜」
あたしは茉莉ちゃんのサラサラな髪を結んでいった。
ほのかにシャンプーのいい匂いが鼻に来て、 私は何故か悶々としてしまった。
あたしは茉莉ちゃんと世間話をしながら髪を結んでいった。
30分も経たないうちに髪は結べ終えた。
「結べたよ〜!」
「案外早いんだね〜! この髪型! これなら一人でも結べそうかも、、、」
「じゃあ結べた事だしハル君に見せてみる?」
「え? なんで春に、、?」
「せっかくこんなかわいい髪型にしたんだから見せないともったいないよ〜!!
あ、 でも見せる前にメイクとかしたらもっとかわいくなるかも?
茉莉ちゃんって今メイクしてる?」
「え、、 いや、してないけど、、」
「だったらメイクもやってあげるからさ!! ハル君に見せてあげようよ!
茉莉ちゃんのかわいい姿!!」
「え、、 でも」
「問答無用〜!!」
あたしは茉莉ちゃんのかわいい顔にメイクをしていった。
ここをこうして、、、 口紅も塗ってと、、、、
茉莉ちゃんのメイクには30分かかった。
ふふん、、、 出来は十分だね!! こんなかわいい姿を見せたらハル君の面白い表情見れる気がする、、、
ふふふふふ
「よし! 出来たよ〜!」
あたしはそう言い持っていた手鏡に茉莉ちゃんを写した。
「え、、、 これが、、、 私? 私なの?」
「そうだよ〜! 茉莉ちゃんだよ〜?」
「メイク、、、 メイクって凄いんだね!! 私、、 した事なかったから、、、」
「分からないんだったらあたしがいつでも教えてあげるよ〜!!
じゃ、 まぁ完成した事だしハル君呼ぶね〜!」
「えっ、、 ちょ! まだ、 心の準備が!!」
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「ハル君〜!! ちょっとこっち来て〜!」
ん? ハルさんが僕のこと呼んでる。 何かあったのかな?
「はいはい、 分かりましたよ〜」
変な事してないかな、、、、
僕は、 少し心配しながら茉莉の方へと歩いていった。
僕は茉莉が居るカーテンを開けた。
開けるとそこにはいつもと違う茉莉が居た。 髪型もいつもと違って結んでるし、、
メイクもしてる、、
僕は茉莉のあまりのかわいさに声が漏れてしまった。
「か、、、 かわいい」
僕がそう言うと茉莉の顔は赤くなっていた。
「まだ、 心の準備が出来てなかったのに〜!」
「ふふふ、、 どうだねハル君! 私のメイクの実力は!」
「さすがハルさんって感じがするよ! こんな姿の茉莉初めて見たよ、、」
「ふふふ、 もっともっと褒めたまえ褒めたまえ!」
僕らはその後、 世間話やお互いの趣味やLIMEなどを交換して楽しいひと時を過ごした。




