用語解説
第一章時点で登場した用語についてまとめました。簡単に解説しましたがもしかしたら設定が追加されるかもしれません。
勇者召喚
古の時代より行われてきたとされている儀式。
およそ二ヶ月〜三ヶ月に及ぶ儀式の後に召喚が行われるが、必ずしも成功するとは限らず、例え成功したとしても勇者に相応しい人物かはわからない。
アルディアス王国は二人同時に召喚できたが、本来なら召喚は一人しかできないはずである。何故二人も召喚できたのかは不明。
異世界人
作中の世界とは異なる世界から来た人間の総称。
基本的に勇者として召喚された人間のことを指すが、どういうわけか如月初花のように勇者召喚とは異なる方法でこの世界に来た人間もいるらしい。
異能
勇者として召喚された人間が例外なく有している力。それ以外にこの世界の人間の中にも異能が使える者がいるらしい。
異能は魔法とは異なる原理の力の総称であるが、魔力が力の源であることは変わらない。他にも能力者の感情にも強く影響を受けるとされている。
また、異能使いの中にはアルカナの異能と呼ばれる、通常より強力な異能を使える者もいるという。フィリップによれば強い感情の発露が覚醒のトリガーになるというが…。
ウィスニア大陸
アルディアス王国やミロ・セイス連合国が存在する大陸。世界に四つある大陸の中で西側に位置する。
気候は周達の世界でいう温帯にあたり、一年を通して過ごしやすい気候になっている。
アルディアス王国
ウィスニア大陸南東部に位置する国。現在の国王はウィルバー。
建国してから百余年と、国としての歴史はあまり長くない。昔は隣国である帝国と小競り合いが絶えなかったが、現在は交換留学を行うなど友好的な関係を築いている。
国旗は白地に深緑の五芒星のシンプルなもので、これは初代国王が五芒星をあしらった剣を振るっていたことに由来する。この初代国王の剣は今でも厳重に保管されており、例え王族でも軽々しく触ることはできない。
ミロ・セイス連合国
アルディアス王国の北に位置する国。ホルム、メクト、セオリア、ノインの四つの国からなり、約一五〇年前にセシル・グランが持ちかけた同盟によって生まれた。
かつては周辺諸国から侵略されかけたり、小国同士で小競り合いが起きたことから『同じ痛みを知るもの』という意味のミロ・セイスという名が付けられた。
四つの国から一人ずつ代表が選手され、合議制で意思決定を下している。
国旗は交差する四本の剣とそれを囲む黒い円、その周囲に四つの星が描かれている。四つの星は四つの小国を表し、交差する剣をそれを囲む円はそれぞれの国が対等であること、同じ痛みを知る共同体であることを意味する。
奴隷
作中における奴隷は隷属の呪印という印を刻まれたものがそう呼ばれる。隷属の呪印を刻まれると自分の名前を忘れてしまう。
それだけでなく、主の下から逃げ出そうとしたり主に危害を加えようとすれば、全身を締めつけられるような痛みが襲う。
また人間以下の存在と見做されるためか、主からどのような扱いを受けようとも文句は言えず、奴隷の扱いに関する国際的な法律もないので、過度な虐待を受けて死ぬ奴隷も少なくない。
強いて言えば奴隷は飼い主の所有物、言い換えれば財産の一部であり、それを盗むことは窃盗罪になるくらいか。
ユグドラシル
作中世界の裏社会を牛耳る組織。その規模や勢力も最大級で、裏社会ではユグドラシルに逆らうな、もしくは関わるな、というのが暗黙の了解となっている。
組織の活動は主に奴隷の売買や違法な薬物の製造、果ては要人の暗殺や他国への潜入工作まで請け負うなど多岐にわたる。
神話の時代に存在したという世界樹の名を冠するだけあって、その根は世界中に広がっており、様々な国と繋がっている。
ただし魔王が治める領地は例外で、ユグドラシルも魔王の領地には手を出さない。
死神
光井周が発現した異能。その名の通り死神を彷彿とさせる鎌を携えるのが特徴で、ドス黒いと形容されるほど魔力の質が変わる。
能力としては他者の魂や生命力を刈り取り、自身に吸収する。吸収した生命力で自己回復する。魔力の形状を自在に変化させるなどがある。
ただしこれらの能力は現状周が暴走した時、或いはそれに近い状態になった時に使用したものであり、自分の意思ではまだ上手くコントロールできない。
貴き心
青柳翼が発現した異能。この異能に目覚めた者は光属性の魔力しか使えないが、代わりに膨大な魔力をその身に宿している。
能力の詳細は不明だが、周の中に囚われた魂を浄化するなど、負の感情を打ち祓う力があると推測される。
また発現したばかりの時は、異能が青柳の身体を借りて喋っていたらしく、もしかしたら異能にも意思のようなものがあるのかもしれない。




