『自由に為された、形式部門』・・・『詩の群れ』から
『自由に為された、形式部門』・・・『詩の群れ』から
㈠
いやあ、果たして、自由とは、自由以外の何ものでもないだろうだ。
だろう、それは、当たり前のことじゃないか、だろうだ。
だな、しかし、自由と、自由に為す、とは、随分隔たりがあるように思われてね、だろうだ。
だろうだ、自由に為す、とは、行動の事を指すからね、つまりは。
㈡
そうなんだよ、だからこそ、俺は、法律に、その形式部門をつくってもらいたいんだ。
成程な、ところで、それを作ったとして、お前はどうなるんだ、え?
それはもう、自由な行動しまくりだよ、自由万歳なんだよ、だろうだ。
そうか、お前は、随分、がんじがらめになっていた様だな、だろうだ。
㈢
つまりは、自由に為された、形式部門ってことで、もうすぐ夜明け前だろうだ。
何、既に夜は明けているさ、形式も超越して、宇宙開けだろう、だろうだ。