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第0章1 崩壊

第0章 崩壊



「あーっ! 疲れたー!」

 僕は鍬を投げ出して、土の上に腰を下ろした。まったく、両親も人使いが荒い。額に滲んだ汗を拭い、空を見上げれば、突き抜けるような青空が広がっていた。絶好の畑仕事日和というわけだ。

 僕の名前は、ルナ・スカーレット。父さんのオルガと、母さんのミナバの三人でこの豊作村に住んでいる。豊作村は典型的な田舎村で、住人のほとんどが畑仕事で生計を立てている。みんな優しくて親切でいい人たちだ。

 僕はふと振り返って、向こうのほうを見た。目には見えないけど、あっちのほうには王都がある。王都には王立騎士団という組織があって、僕の夢は騎士団に入ることだった。

 父さんは、元は騎士団の人だった。けど、戦場で左の膝から下を失って引退した身だ。母さんは、そんな父さんが騎士団員だったときに助けられたのが縁で、父さんと結婚したそうだ。おおらかで優しい父さん。のんびりやさんで穏やかな母さん。僕の大好きな人たちだ。

「ルナー! 作業は終わったー!?」

「全然終わんないよ、母さーん!」

 家から出てきた母さんが、座り込んでいる僕を見て「あらあら」と言って笑う。垂れ目の優しげな目元の、その睫毛に汗が引っかかってるのが見えた。

「母さん、ご飯まだー?」

「ちょうどそれで呼びにきたのよ。ルナ、あなた、火の魔法は使えそう? 窯に火をつけてほしいのよ」

「任せて!」

 畑仕事から逃れられる喜びに、自然と足取りも軽くなる。火の魔法は、僕の得意な魔法だ。たった一つ、唯一使える魔法。

 僕は家に入って、窯の前に立つと、両手をかざした。

「それっ!」

 ぼんっと火がついて、僕は振り返って母さんに得意満面な笑顔を見せる。しかし、

「じゃあ、ご飯ができるまで、また畑仕事、行ってらっしゃい」

 の一言で、テンションは急降下した。

 僕は地面に落ちていた鍬を拾って、再び土を掘り起こす作業に入る。元々この家に畑はなかったのだが、父さんが「畑を作ろう」と言い出した。そんなわけで、僕がせっせと畑を作る作業をしているわけだ。ちなみに、これまでどうやって生活してきたのかというと、父さんの騎士団員時代の収入の貯金と、母さんの繊細な織物を売ることでなんとかやってきた。

 土を掘ること三十分。もう嫌だ、手に豆ができそうだ……と思っていたそのとき、ガツンと鍬が何かにぶつかった。

「ん? なんだ、これ」

 掘り返してみると、結構大きな箱が出てきた。箱は古びていて、所々に染みができている。蓋に手をかけて、よいしょと引いてみると、それは簡単に開いた。

 中に入っていたのは、バイオリンだった。箱が汚らしいのに対して、バイオリンのほうは新品同様のぴっかぴかだった。僕にはバイオリンの構造はよくわからないが、下のほうに蔓草のような紋章が刻まれている。見るからに値打ち品だと僕は踏んだ。これを売れば、家計にゆとりができるかもしれない。

 僕はさっそくそれを持って、父さんと母さんがいる家の中へと戻った。父さんは椅子に腰かけて、のんびり本を読んでいた。

「父さん、母さん! 土掘ってたら、こんなもの見つけたんだけど」

 二人の目が、僕の手元に集中する。

「まあ、綺麗なバイオリンね!」

 母さんが感嘆の声を上げる。だが、父さんはしかめっ面だった。

「ルナ、今すぐそのバイオリンは捨てろ。庭で燃やしてこい」

 思いがけない言葉に、僕は驚いた。

「どうして? こんなに綺麗なバイオリンなのに」

「そうよ、あなた。これを機に、ルナにバイオリンを習わせたら……」

「いいから、燃やしてこい! 今すぐにだ!」

 父さんの強い語気に押されてたじろいた僕だったが、ふつふつと怒りがわいてきた。

「なんでだよ! せっかく拾ったのに!」

「それをお前が持っている必要はない! お前のためでもあるんだ! 燃やしてこい!」

 母さんは、僕と父さんを交互に見ておろおろしていた。だが、やがて、残念そうな顔をすると、

「お父さんの言うことを聞きなさい、ルナ」

 と言った。僕はヤケになって、「もう知らない!」と言って家を飛び出した。

 庭のドラム缶の中に火を焚べて、そこにバイオリンを放り込む。あーあ、せっかくいいものが手に入ったのに。そんな思いで、僕はドラム缶の中を眺める。

 しかし、そこで異変に気づく。バイオリンが燃えないのだ。火の勢いはあるし、木製のバイオリンだったらあっという間に燃えているはずなのだが……。

 これは、捨てなくてもいいっていう神様からのメッセージなんだ! そう思った僕は、バイオリンを引っ張り出すと、胸に抱えた。父さんと母さんにバレないように隠し持って、家から離れたところで練習するくらいのことは許されるだろう。

 僕はこっそりとバイオリンを家に持ち帰ると、部屋のベッドの中に隠した。そして、何食わぬ顔をして居間へと戻った。

「ちゃんと燃やしたんだろうな?」

「燃やしたよ」

 父さんの問いに、しれっと嘘をつく。「何も燃やさなくても……」という母さんに、まったくその通りだと思う僕だった。

「でも、なんで捨てなきゃいけなかったのさ」

 僕が聞いても、父さんは答えなかった。

「ねえってば!」

「あれをお前が持っていても、お前のためにならないからだ」

 父さんはそれっきり何も言わなかった。

 やがて、食事ができたらしく、料理がテーブルに運ばれてきた。

 それから、僕は場を和ませようと、父さんが王立騎士団だったときの昔話などを振って聞かせてくれとせがんだ。けど、父さんは何も答えてくれなかった。それどころか、「お前は騎士団には入るな」とまで言われる始末だ。騎士団に入ることは僕の夢でもあった。僕は、父さんみたいに、誰かを守れる存在になりたかった。それなのに、その夢を否定されて、少なからず気分が悪くなった。そう言ってみても、父さんの返事は同じだった。

「お前だけは、騎士団に入っちゃいけないんだ。絶対に入るなよ」

 父さんは低い声でそう言った。

 頑なな父さんの態度に、僕はぶすっとして黙々と食事をとった。いつになく、雰囲気の悪い食卓だった。




***




 夜になって、僕はバイオリンを箱にしまって、その箱を抱えながらベッドにもぐっていた。父さんは、どうしてあんなにも僕が騎士団に入ることを許さないんだろう? 騎士団に入れば、危ない目に合うこともあるだろう。危険な目に合ってほしくないっていうのはわかる。でも、この世界には、この村の外には、いわゆる魔物と呼ばれる存在がうじゃうじゃいて、僕はそんな魔物たちから人々を守るための騎士になりたいのだ。

「父さんのばーか」

 一人呟いた声は、空に紛れて消えた。

 だが、そのとき、けたたましく鳴り響いた鈴の音で、僕は飛び起きた。この鈴が鳴らされるときは、非常事態が起こったときだ。一体何事だと思って窓から外を見ると、村の向こうの方が燃えていた。僕は箱を抱えて、一階に下りると、父さんと母さんの姿を探した。

「父さん、母さん!」

「ルナ! こっちよ!」

 声のしたほうへ、僕は駆け寄る。

 そして、父さんと母さんの手に握られているものを見て、目を見開いた。

 それは楽器だった。父さんはギター、母さんはフルート。僕が初めて見るものたち。

「父さん? 母さん? そんなもの持って、どうする気なの?」

「戦うんだよ。村人が何人か殺されてる」

「殺されてるって、誰に!」

「王立騎士団だよ。というより、お前、そのバイオリンは燃やしたんじゃなかったのか!?」

「燃やしたよ! でも、燃えなかったから……」

 僕が言うと、父さんは「やはりな……」と呟いた。

「お前は、その箱を守れ。何かあったら、その中のバイオリンを使うんだ」

「どういうことなの!? そんなこと言ったって、僕、バイオリンなんか弾けないよ!」

「大丈夫だ、お前ならできる。お前なら、勝てるんだ……」

 どこか悲しそうな父さん、目を伏せている母さん。

 なんだ? 一体何がどうなってるんだ!?

「騎士団の目的がわからないわ。ねえ、あなた。あなたは、何か知ってるの?」

 母さんの言葉に、父さんが神妙な顔をして頷く。

「ねえ、父さん! 知ってるなら教えてよ! 騎士団は、何が目的でこんなこと……!」

「騎士団の狙いは、お前だ」

 僕は絶句した。僕が騎士団の狙いだって? 信じられない。

 僕はただ、普通の日常を過ごしていただけだ。そりゃあ、バイオリンは拾ったけど。それだけだ。それだけなのに、なんで僕が騎士団に狙われなくてはならないんだ?

「見ておけ、ルナ。この世界には、魔力が込められた楽器が存在するんだ。父さんと母さんが持っているそれもそうだ。このギターと母さんのフルートは武器になる。そして、お前が持っているバイオリンもだ。俺もまさか、こんなにも早く勘づかれるとは思ってもみなかった。騎士団の奴らが、こんなにも早くお前に気づくとは思わなかった。でもな、ルナ。お前は何も悪くないからな」

 バイオリンが武器になる? 一体どういうことだ……?

「……見ておけよ。こうやって戦うんだ」

 瞬間、家の扉が蹴破られ、騎士団の隊服を着た男たちが押し入ってきた。

「燃え散れ、メテオ!」

 父さんがポロンとギターを鳴らした。その刹那、炎が舞い上がって、騎士団員たちが燃えた。僕はそれを唖然とした顔で見ていた。

「水の加護よ、私に力を……ウォーネ!」

 母さんがフルートで美しい音色を奏でた。すると、どこからか水流が現れて、騎士団員たちを押し流していく。

「す、すごい……!」

 僕は思わず叫んでいた。父さんと母さんが振り返って、にこりと笑う。

「お前は、俺たちが絶対に守るからな、ルナ」

「うん、うん……! 絶対、騎士団たちやっつけて、また平和に暮らそうね!」

「ええ、約束よ」

 父さんの強い意思の込められた瞳。母さんの、慈愛に満ちた瞳。

 僕は守られてる。頼れる両親に。

「他の村人たちが心配だ。表に出よう。ルナ、俺と母さんから離れるなよ」

 父さんの言葉に、僕は力強く頷くと、松葉杖をついている父さんの身体を支えて外に出た。

 外はまさに地獄絵図だった。僕はショックで気絶寸前だった。

 村人たちが、串刺しにされているのだ。氷の槍で、ぶっすりと。その夥しい数の死体は連なって道を赤く染めていた。

「酷い……本当に、王立騎士団が?」

 僕が聞くと、父さんは厳しい顔をして、ギターを強く握った。

「王立騎士団の中でも、いっとう厄介なのが来てるみたいだな」

「厄介なのって……どういうこと?」

「俺と母さんと同じ、魔法師だよ」

「魔法師……」

 聞き慣れない単語に僕が首を傾げると、母さんが僕の両肩に手を置いて言った。

「魔法師っていうのは、私たちみたいに魔力の付与された楽器を使う人間のことを指すの。魔法が使えるだけの人たちはたくさんいるけど、魔法師とは呼ばれないわ。彼らは、単に魔法使いと呼ばれているの。そして、魔法師の厄介なところは……」

 続きを聞こうとした。だが、突如頭上に現れた氷の槍が、僕の目に映った。

「母さん! 上!」

 ハッとした母さんが動く前に、父さんが動いていた。父さんの「メテオ」が氷を溶かしたのだ。母さんは僕を抱き締めるように、父さんの後ろに隠れた。

「これはこれは……元騎士団長のオルガ様ではいらっしゃいませんこと? そちらにいらっしゃるのはミナバ様ですわね。お久しゅうございますわ」

 煙の向こうにシルエットだけが見える。細身で、ドレスのようなものを着ている女性だ。彼女が手を振ると、煙が消えた。彼女の姿が露になった。

 クラリネットを片手に、佇む姿は優美だった。顔を覆う薄いヴェールの向こうには、綺麗な顔が透けて見える。

「久しいな、ミリア」

 父さんが唸るような声で言う。

「ええ、本当に」

 ミリアと呼ばれた女性は、優雅な立ち振る舞いで応じた。

「一応聞いておこう。貴様たちの目的はなんだ?」

「あら、オルガ元騎士団長様らしくないご質問ですわね。いいでしょう。わたくし、優しいのでお教えしてさしあげますわ。わたくしたちの目的は、その子供の殺害ですわ」

 僕は「ひっ」と声を上げた。ミリアが僕を見て笑っている。

「なぜこの子が殺されなければならないの!?」

「あら、ミナバ様、これまた正気とは思えないご質問ですわね。オルガ様から何も聞いていらっしゃらないのかしら?」

「あなたの言ってること、私にはまったく理解できないわ!」

「よろしい。このわたくしが、特別にお教えしましょう。……その子供は、ある種、悪魔の子と言っていい存在なのです。秘めた魔力が強大すぎる。こんなにも魔力を秘めた人間は、他に例を見ませんわ。だから、王都の敵となる前に、始末しようというお話なのですわ。これもすべて、世界の秩序を守るためなのです。正義の執行……それが、我々王立騎士団の使命ですから」

 何がなんだか、僕にはさっぱりだった。僕が、魔力を秘めている? それも、他に類を見ない強大な魔力を? 今まで火の魔法しか使ったことのない僕に、そんな力があるなんて、信じられない!

「御託はよろしくて? そろそろ、夜が深くなって参りました。我々騎士団にも王都に帰る時間は必要でしてよ。さあ、三人まとめて、死んでいただきましょうか」

 クラリネットの軽快な音が鳴り響き、ピキピキと氷の槍がミリアの周囲に現れる。でも、父さんなら大丈夫だ。父さんの、さっきの「メテオ」があれば、あんな氷、途端に溶けてしまう。それに、母さんだっている。

「メテオ!」

 父さんが叫び、ギターを鳴らした瞬間、氷の槍がこちらへと飛んできた。大丈夫だ、父さんなら……!

「…………え?」

 確かに、父さんは魔法を発動したはずだった。だが、槍は刺さるのではなく、横になって刃となっていた。そして、父さんの「メテオ」を食らっても溶けなかった。目の前で、父さんの身体が、上半身と下半身に切断されたのが見えた。

「父さんっ!」

「ダメよ、ルナ! そっちへ行っちゃダメ!」

「母さん! でも、父さんが!」

 母さんは泣いていた。それを見て、僕は脱力した。あんなにも頼りがいのあった父さんが、あんな一瞬で殺された。このミリアとかいう女、強いなんてレベルじゃない。何も知らない僕でもわかる。この女は、危険だと。

「さあ、次はミナバ様ですわね。あなたとわたくしの魔法の相性が悪いのはご存知でしょう? 水を出せば、わたくしはそれを氷に変えてしまえますから。おほほほっ!」

 ダメだ、母さんを守らなきゃ。でも、どうやって? 

 ――バイオリンは、武器になる――

 ……そうか、バイオリンを使えば……! 頭ではわかってるのに、恐怖で身体が動かない!

 動け、動け、動け、動け、動け! 僕の身体!

「さあ、死に遊ばせっ!」

 またクラリネットが鳴る。氷の槍が、僕たちのほうへ一斉に向かってくる。母さんは……反撃しようともせず、僕を守るように抱き締めていた。肌に感じる、母さんの身体を貫く槍の感触。母さんは死んでいた。死んでもなお、僕の身体を抱き締めていた。だが、やがてドサリと地面に倒れた。

「う、うわあああああああああっ!」

 無我夢中だった。僕はバイオリンの箱を開けて、中のバイオリンを取り出した。両親を殺された憎しみが、ついに僕の身体を突き動かした。

「わあああああああああっ!」

 ミリアは微笑んでいる。また、氷の槍が空に浮かぶ。

「死ね、死ね、死んでしまえ! お前なんか、お前なんかぁ!」

 僕は弦を握って、いつしか父さんに連れられて見に行ったオーケストラのコンサートで見たバイオリニストの真似をして見せて、音を発した。

 ――キイイイイイイイイイイッ!――

 軋んだ音が響き渡った。

 そのときだった。辺りに暴風が巻き起こり、氷の槍を蹴散らした。そして、目に見えない何か――衝撃波が、ミリアへと向かっていき、次の瞬間にはミリアの絶叫が響いた。

「ぎゃああああああああああっ!」

 蹲り、顔を押さえているミリアの手からは、血が溢れ落ちていた。僕は何が起こったかもわからず、その光景を眺めていた。

「ち、ちくしょう、やってくれましたわね、この小僧……! わたくしの目を、潰すなんて……!」

 ミリアが顔を上げた。その両眼からは血が流れていた。

「絶対に許さない……許しませんわ……! いずれ必ず、わたくしが、このわたくしが殺してさしあげますわよ……!」

 僕はもう一度バイオリンを弾いた。相変わらずの軋んだ音。だが、またしても暴風がミリアを襲い、その身体をバラバラにせんとばかりに、宙に浮かべて弄んだ。ゴキゴキッと骨が折れる音がして、ミリアは身体を不自然に折り曲げて地に落ちた。

「ぐうううううううっ……! この恨み、忘れませんことよ……! 総員撤退ですわ!」

 ミリアはすうっと空気に溶けて消えた。向こうのほうで、騎士団隊員たちが馬を嘶かせ、去っていくのが見えた。

 ミリアが姿を消したと同時に、氷の槍も消えて、串刺しになっていた住人たちが地に落ちる。

 真っ赤な世界。血の匂いの立ち込める村。

 僕は、たった一人の生存者となったのだった。


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