表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
六機神合体~異世界で6体のロボットを合体させてみよう~  作者: 八咫のマコト
第二章 薬師に出会ってみよう
39/82

第38話 魔狼王、白虎牙

更新が滞って申し訳ありません。

諸事情により、しばらくの間、更新ができないので

ご容赦下さい。(2021/1/6)

「「な!?」」


「何と言う威力だ。まるで竜の息吹ブレスだな。」


 爆心地を見ながら、シェンラン達が驚くの声をあげる。光子衝撃砲フォトンブラスターによる砲撃は圧倒的だった。標的諸共、その膨大な熱量で大地を焼き尽くし、抉り取った。爆炎と衝撃波はおさまったが、今だ地面の上では、溶けた地面が燻っていた。


 リンは地面に降り立つと機神装甲ドールアーマー戦闘服ファイティングドレスを解除し、駆け寄ってくる。


「すごいよ、ラムル!!」


 俺の目の前まで来ると興奮した様子で感嘆の声を上げる。


「なにあれ? 物凄く光ったと思ったら、大蛇に飛んで行って、爆発したと思ったら、何もかも無くなったんだよ。あんな、攻撃、聞いた事ないよ。」


「それは、儂らも知りたいの。」


 シェンランが近づいてきてリンの言葉に乗ってきた。コーガと魔狼もその後ろで興味津々のようだ。


「あ~、そうだなあ…」


 俺は知らせても良いものかどうか少し迷っていた。この世界の文化レベルでは、光学兵器は疎か実弾兵器でさえ驚異的な武器となるこの世界で、対艦戦や拠点殲滅に使う光子衝撃砲フォトンブラスターの様な大型光学兵器を見せたら、どうなるのか想像もつかない。


 しかし、ここにいる連中は、機神ドール光剣コスモセイバー光銃コスモライフルの事は知っているし、シェンランやコーガは魔獣だから今更だし、リンは…。


(機神を動かしていたな…。)


(マスター、悩んでいるようですが、そこにいる方々には、隠す意味がありません。この際すべて打ち明けても良いかと思います。それにリン様はすでに人形使いドールマスターになっております。)


(そうだな。)


「あれはだな~、異世界の兵器だ!!」


「「「はっ!?」」」


「ラムル、それだけ!?」


「ラムルよ、説明する気があるのか?」


「ラムル殿、それでは何のことかさっぱりです。」


「あ~、ほんとざっくりした説明だよ!」


「まったくだ!」


 1人と2頭が、呆れた顔でため息をついた。


 その時、脳内画面にメッセージが流れた。


『個体名、シェンラン』

『種族、魔狼フェンリルウルフ

『種族階梯レベルが、上限に達しました。』

『種族進化の条件、個体名有、階梯上限到達、上位魔獣撃破。』

『種族進化の条件を満たしました。』

『進化を開始します。』


 メッセージが止まるとシェンランが光に包まれる。光がおさまると一回り大きな金狼がそこに立っていた。


『種族進化成功しました。』

『個体名、シェンラン。』

『新種族名、魔狼王フェンリルロード。』

『階梯上限が解除されます。』


『個体名、コーガ。』

『種族、魔虎タイガーファング。』

『種族階梯が、上限に達しました。』

『種族進化の条件、個体名有、階梯上限到達、上位魔獣撃破。』

『種族進化の条件を満たしました。』

『進化を開始します。』


 シェンランと同じようにコーガも光り、白い虎が現れた。


『種族進化成功しました。』

『個体名、コーガ。』

『新種族名、白虎牙ホワイトファング。』

『階梯上限が解除されます。』


「なんと、儂が進化じゃと!」

「こんな事があるのか!?」


「「「!?」」」


 驚いたことにシェンランとコーガが進化したようだ。


 シェンランは魔狼から魔狼王に、コーガは魔虎から白虎牙にそれぞれ進化した。


「なんだこの湧き出てくる力は!? 魔力の絶対量が上がったようだな!」


 シェンランの身に纏うオーラが変わった。体毛が銀色から金色に、虹彩が黒色から金色になり、全身から神々しい黄金色のオーラが全身からあふれ出していた。


「体が軽い! 今ならどんな強敵でも倒せそうだ!」


 コーガは白黒の虎縞の体毛になり、立派な2本の牙が生えていた。炎の様に青白いオーラが立ち上がっていた。


「何が起こっている。訳が判らんぞ!」


(マスター。先程、メッセージが流れた通り、シェンラン、コーガの両者は種族進化しました。)


(種族進化とは何だ?)


(一定の条件を満たした場合に魔獣が進化します。両者の場合は、個体名を有する事、階梯が上限に達する事、自分より上位の魔獣を倒す事、の3点が条件になります。)

(個体名はマスターが名付けましたし、階梯はシェンランがすでに上限でした。コーガは魔毒大蛇が倒れた時に上限に達しました。魔毒大蛇が上位魔獣に該当します。)

(進化の条件は、種族によって異なりますが、魔石を持たない個体は進化しません。)


「アリス、凄くよく知っているね!」


「アリスの声が聞こえているのか、リン?」


「うん!」


(リン様は、ウォーテスと接続した際に電脳感応を取得してます。全体通信、個別通信の切替も可能です。現在は全体通信の状態になってます。)


「機神が使えるようになると電脳感応も使えるということだな。」


(はい、そうです。)


「そんな事より、進化だよ、進化! 魔獣の進化なんて初めて見たよ!! しかも、金色の魔狼『魔狼王』と白い魔虎『白虎牙』なんて、お伽噺か伝説でしか出てこないような超希少魔獣だよ。」


 そう言いながら、リンが金狼シェンラン白虎コーガにハイテンションで駆け寄っていく。


「はじめまして、狼さんがシェンランで、虎さんがコーガでいいんだよね!」


 もはや、魔獣に対する恐れなどリンの内から吹き飛んでいた。


「むう、その通りだが…。」

「…。」


2頭はリンのテンションに若干引いているように見えるが…。


「あっ、自己紹介がまだだよね。私はリン、パルミエルの薬師だよ。」


「ああ、儂はシェンランだ。見ての通り、たった今、魔狼から魔狼王に進化したばかりだ。」


「リン殿、私はコーガです。故あって、シェンラン殿と行動を共にしております。」


 リンとシェンラン達がお互いに挨拶を交わす。だが、考えようによってはかなり異常な光景ではないのか。この世界で、魔獣と人が好意的なコミュニケーションを取っているのだ。


『レイクもいるよ~。』


 そんな事を考えているとレイクのネジの外れた声が聞こえた。よく見るとリンの腕輪から、実体化したレイクが現れていた。


「ほう、めずらしいの。湖の水精霊の分霊か。」


『久しぶりだね~、魔狼のおさシェンラン、魔虎の長候補コーガ。』


「レイク様、何故このような場所に?」


『リンの付き添いだよ。機神の召喚を助けるのについてきたんだよ。』


 確かに召喚時の魔力量はリンのそれを上回っている。リンが機神を一人で召喚するのは難しいだろうが…、


「それ、建前だろう。本当は?」


『湖にいるの飽きた~、あたしも街であそびたいよ~!!』


「「「「…」」」」


 やっぱり、レイクはレイクだな。その場にいる全員がジト目で無言のままレイクを見ていた。


「まあ、水精霊レイクの事は置いておいて、その異世界の武器とやらの説明はどうなんだ。」


 ふざけているレイクを放置して、シェンランが武器の説明に話を戻そうとしている。


『ちょっと、シェンラン、何で私を放置しようとしているのよ。』


「そうだな、それを説明するためには、まず、俺がここにいる理由から話をしなければならないが…、」


 レイクが何やらわめいていたが、俺はそれを無視してシェンランに答える。


「落ち着いて話したいから、秘密基地まで来てもらおうか。」


 俺がそう言うと約1名を除いて了承した。


 その1レイクは大分ブツブツと言っていたが、リンが宥めていた。レイクが落ち着くとリンがシェンランに俺がコーガに乗って戻ることになった。


 リンはシェンランに乗ると「フワフワで金色のモフモフだ~あ!」などとのたっていた。


(まったく、魔狼や魔虎はA等級ランクの魔獣だからと怯えていたのに現金なものだ。)


 進化したのだから、危険度は上がっているはずだか、シェンランの目は、まるで孫を見る爺さんのようにも見える。コーガはそれを微笑ましそうに見ていた。こっちは年の離れた妹の気分か。

 まあ、俺の主観だから実際に本人等がどう思っているか知らんが。そんなこんなで俺達は帰路に就くこととなった。

リン:「シェンランおじいちゃん、乗せてくれる。」

シェンラン:「おう、いいぞ、さあ乗るがいい。」

リン:「わ~い、おじいちゃんの毛皮フワフワのモフモフだ~!」

シェンラン:「お~、そうか、そうか(ニコニコ)」

リン:「(スリスリ)気持ちいい~!」

コーガ:(じぃ~、私の毛皮もフワフワですよ。リン殿)

リン:(スリスリ)

シェンラン:(ニコニコ)

コーガ:(じぃ~)

ラムル:(はあ~)

レイク:「あたしの話も聞いてぇ~」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ