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前世の記憶を持つ天才薬師  作者: 覡
第2章 学園編
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校内案内3

生徒会弟子として俺とウーズリーは就任し、取り敢えず放課後また説明を、とのことでそのまま生徒会庭園を出る。

放課後は薬草の研究をしたかったのだけれど、まぁ仕方がないので教室は諦めよう。


生徒会庭園とSクラスの寮は繋がっていて、俺達はその道を通ってSクラス寮の正門側へと向かった。

正門横には大きな池があり、そこに橋がかかっている。橋は体育館の裏に繋がっており、茶室が見える。


「この茶室は学園長がよく使っていてね。なんでも、粉末状の茶葉に熱いお湯を入れてお茶を立てるのだとか。興味のある人は放課後よるといい。」


この世界には茶道というものは無いらしくて、それでもそれに似たことを趣味にしている人もいるのだろう。学園長が茶道マニアという知識だけ取り敢えず入れておいた。

茶室は普段は鍵がかかっているようで、学園長がいる時にしか入れないらしい。

と、いうことで俺達はそのまま体育館へ。


「ここが体育館。ドーム状になっているから天気を気にせず体を動かせます。入学式でも使ったように、何かと行事でも使いますので体育館の場所は確実に把握しておいてください。」


マッケンジー先生が体育館の説明をしてくれたあと、周りの客席みたいになっている所に登った。


「入学式では在校生はこちらに座っていたように、何かの行事等で席に着くことも多々あります。その都度場所などの説明をしますので指示を必ず聞いてくださいね。」


先生が先生らしいことを言うので俺とウーズリーは返事をしてそのまま着いていく。

ぐるっと会場を一周して、何度でも使う場所だからとそこは終了。そのまま教室棟へと戻ってくる。


「さて、とりあえずサラッとこれで終了。1限目はここまでです。2限目では今回ったところの気になったところをゆっくりと見てもらおうかなと思ってます。案内役の生徒とはここで合流するから2限の始まりには戻ってきてください。」


マッケンジー先生が1限目の終わりを告げると同時にチャイムが鳴る。それと同時に先生は教室をあとにした。

図書館の往復もあったのにぴったりの時間でおわれるのは凄いな。


1限目と2限目のあいだの休みは10分間。

その10分で手洗いややりたいことをやるのだけれど、別にすることもない。

ということで俺は図書館の横に生えていた草をポケットから取り出す。

図鑑でも見たことの無い草だった。ただの雑草かもしれないが、成分を調べたい。

2限目では図書館に行きたいからこの草は教室に置いておくことにした。ポケットに入ってても邪魔だし。


ウーズリーと2限目どこに行くかの話をしていると途中でチャイムがなった。


「はい、じゃあ2限目を始めましょう。」


いつの間にか戻ってきていたマッケンジー先生が号令を取り、次の授業が始まる合図が鳴りやんだ。

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