お気に入りの絨毯とお気に入りでない猫(200文字小説)
お気に入りのペルシャ絨毯。
1帖だけどン万円した。一人掛けソファの足元に敷いてある。
足触りがなんとも言えなく良い。
お気に入りではない猫。
嫁いだ娘が買ってきて置き去りにしていったマンチカン。
お気に入りでない猫がお気に入りの絨毯で戯れる。
ソファの背もたれで爪を研ぐ。
夜中にドタドタ走り回る。
やる度に僕は猫を怒る。
猫掴みして放り投げる。
最近では僕の顔を見るとピタッと動きが止まる。
その仕草が可愛い…。
あれっ?
この作品はスマホで執筆しました。