喜楽堂書店内にて
書評です。架空の書店「喜楽堂書店」の店長(見習い)と、バイト君の会話形式で本を紹介しています。
あらすじは、作者が自分なりに内容をまとめたものです。説明に過不足あるかもしれませんが、御了承ください。
《登場人物紹介》
店長(見習い)
25才。店長の孫娘。腰痛の祖父の代わりになるべく、店長修行中。
バイト君
20才。書店唯一の身内じゃない人。そして唯一の若い男手。
「バイト君。今暇?」
「普通の営業時間内に、そう聞くことに対して疑問を感じないですか、店長」
「疑問も危機感もあるけど実際暇でしょ」
「そうですね」
「だから企画会議をしましょう!」
「企画ですか…たとえば?」
「よくぞ聞いてくれました。考えてきたよ! 名付けて、『カッコイイ女性が出てくる本ベスト5』を紹介する企画」
「…もう決定してるんじゃないですか」
「いやいや、一応考えたんだって。店長としては、やはり職員の意見も尊重していくよ!」
「職員って、俺以外は全部身内でしょう。家族会議でも開いたらどうですか」
「やーめーてー。そういうのが嫌だからバイト君に言ってるんじゃん! ともかく、ちょっと聞いて、意見をお願いします!」
「意見ねぇ…」