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大変お待たせしました。

団体様はほぼ全員、中世の騎士みたいな鎧を着て、馬に乗っていた。



その中で一番目立ってたのが、いかにも『白馬の王子様』な金髪碧眼のイケメン。

あまりにもテンプレ王子様な感じに、思わず口をぽかんと空けたまま立ち止まってしまったよ。



その『白馬の王子様』が、

「お前が『異世界からの巫女』か」

としゃべった。


辺りを見回しても、私とその団体以外はいない。


とすると、やっぱり私に話かけているのかな?


「お前だ、そこの者」


あ、やっぱり。


「お前が『異世界からの巫女』か」


「…あの、それは質問ですか?断定ですか?」


「お前、口のききかたをわきまえろ!」


先頭にいた、旗をもった二人が、その旗の先端、槍になった部分を私の方に向けた。


面倒くさっ!

そう思ったけど、ニートだからって敬語が使えないわけじゃない。


なんとなく雰囲気で中世の騎士風なお辞儀をして、頭を下げたまま、

「これは失礼致しました、高貴なる方。(わたくし)はこの国の者ではごさいませんので、ご無礼がありましたことをお詫び申し上げます。」


団体様がかすかにどよめくのが聞こえた。


「面をあげろ。なぜお前は私を『高貴なる方』と呼んだ?」


なんか話がどんどんそれていくんだけど…

「『わきまえろ』とおっしゃいましたから、身分のお高い方だと推測致しましたゆえ、高貴なる方とお呼び申し上げましたが、何か失礼がございましたでしょうか?」


「『高貴なる方』と呼ばれるのは、王族の方々だけだ」

『白馬の王子様』の代わりに、その前、旗持ちの後ろにいたごつい4人の中の一人が答え、もう一人が

「それ以外の方にそう呼びかけるのは、謀叛の教唆として死罪である」

と言うと同時に

近づいていた残りの二人が、槍を突きつけながら言う

「膝をつけ、両手を上に上げろ!」



いいかげんにしてよもう!


話が全然すすまない(汗

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