表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

7‐1

 お久しぶりです…m(__)m

 更新に時間がかかってしまい、申し訳ありません(-_-;)

 少しですが、楽しんでいただければと思います(>_<)

 教室に戻り、朝のSHRが始まると担任から体育祭の話があった。


「知っているものがほとんどだと思うが、この学校では体育祭が5月の終わりにある。そのため、入学して1月ほどしか経っていないが、今後の体育の授業は体育祭の練習にあてられ、それ以外にも放課後に練習が出来るようになる」

 藤成学院では秋に文化祭と音楽祭が行われる。 文化祭は各クラスや部活動等の団体がそれぞれお店を出したり、展示会を開いたりと一般的な文化祭が行われる。

 しかし、その後の音楽祭では合唱コンクールと音楽科によるコンサートが行われるのだ。これは2日間に渡って行われ、規模が大きく準備が大変なため、一般的に秋に開催される体育祭は梅雨の時期も考慮された5月の終わり頃が何も他に行事が無くていいだろうということになり、5月に開催されることになったのだ。



「そこで、体育祭の委員を決めたいと思う。男女一組だが、立候補するものはいるか?」


 先生がクラスに尋ねるが、誰も答えない。知っているものからすれば、決してなりたくないもので、知らないものからすると知らないからこそ不安が勝ってしまい、やるものはいない。

 体育祭と言えばクラスが団結して競技に取り組み、運動が好きな者にとっては楽しみな行事だ。だが、この学校ではそう簡単にはいかない。なぜなら、学年毎に赤組と白組の二組に別れるのだが、その分け方がそれぞれの学年で普通科一クラスと音楽科、特殊教養科がセットになるからだ。そうなると優勝するために頑張るというよりも一緒のチームの中での対立が起きてしまう。よって体育祭の委員は通常の指揮を執ったりということに非常に骨を折ることになる。実際、毎年2クラスある普通科の委員になった人は委員の仕事をこなしつつ、チームの仲を保つのに奔走するのだが、結局組をまとめきれずという結果になっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ