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勇者の思考が彼の物語を語る
これがこの物語の最終回です。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。
1.
「愚か者たちは、社会が提示する美の理念に従う。
もし彼らが心を開き、混沌のあらゆる可能性に目を向けるならば、
自分たちの周囲に存在する無数の美の形に気づくだろう。
だが彼らは、それらに対して盲目である。」
2.
「人々は、自らのありふれた人生経験から、
全体についての限られた宇宙観を作り上げる。
しかし彼らは、自分たちの宇宙観が、
真の全体性の前では顕微鏡的な点にも満たないものだとは疑いもしない。」
3.
「理想的な統治とは、
強者を守るものではなく、
弱者を守るものである。」
4.
「存在する現実と、
本来あるべき現実とのあいだの隔たりは、
決して完全に埋めることができない。
その隔たりを埋めるかどうかは、
生きる者たちに委ねられている。
その途方もない仕事は、
シーシュポスの務めにも似ている。」
終わり
「カラスの侍ケイスケの物語は、
まもなく出版される予定である。」
――トム・ピプキン
(テッセイカ・オサマッティの記録に基づく)
このエピソードを楽しんでいただけたなら幸いです。最初からこの作品を応援してくださったすべての方々に感謝申し上げます。心から感謝しています。




