表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第2章 王国革命編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/460

レジスタンス

 シナコが頭を下げた後にサザメの方を借りながらメガネをかけた男が一緒にあるいてくる。


「久しぶりだな。イツク。元気にしていたか?」

「会長。久しぶり」


 会長のことは覚えている。俺に対して何度も親身にしてくれたからな。ま、平等にだけど。ただあの時助けてくれなかったことに関しては驚いたが。


「イツク。あの時は本当にすまなかった」


 会長、もといスクレンは俺の前で土下座する。


「気にしてませんよ会長。理由があったんですよね」

「いや、あの時確かに私はお前を助けられた。だが異世界召喚という非現実的なことを受け入れられず私はその時呆然としていた。気づいた時にはもうお前は追放されていたんだ。だから私は君を王国に戻そうとしたがアキラに邪魔されてな」


 そうだったのか。会長も俺のことを心配してくれていたのか。


「私の異能は秩序。私が決めたルールの中では私の前で異能を使うことはできない。後は正面の敵となぐりあいで決めるんだ。アキラだけならなんとかできたんだがセクヤ王に脅されてな。奴に従わなければクラスメイトと王国の民をころすと言われた。王国の民は正直どうなってもよかった。お前を喜んで追放していたらしいからな。だがクラスメイトに手を出すと言われたら私はいいなりになるしかなかった。本当にすまない」


 スクレンは必死に頭を下げていたが別に俺は気にしていない。シナコと離れ離れになりアキラにいいようにされたのには腹が立ったが結局は王国から追放されなければマルセ達に会えなかったし自分の異能のことを知ることもなかった。だから結果的には良しなんだ。


「気にしていないとはいいませんが大丈夫だから顔をあげてくれ。会長。それにこれからあらためてくれればそれでいい」

「そうか。そう言ってくれると助かる。ところでナギサはどうした?一緒にはいないようだけど」


 スクレンが言った後に廃墟の入り口から


「ナギサちゃんっていうのはこの子のことかしらぁ?」


 入り口側から聞こえた声に俺たちが振り向くと急に誰かがきりかかってくる。


「な、なんでお前が俺たちに斬りかかるんだ。ナギサ!」


 俺は大剣で斬りかかってきた女、ナギサに対して言うがナギサは黙々と俺に攻撃するだけだった。まるで誰かのいいなりになっているかのように攻撃してくる。


「どう?お仲間から攻撃されて嬉しい?レジスタンスの皆さん」


 ピンクの髪が特徴的な女が俺たちに近づいてきて言うとスクレンが


「奴はオーキ教の三戦士の1人、ミリアネ・コガン!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ