門番
ナギサにカマシラを任せた後俺はブルードの首を王国の門の前で埋めると門番の騎士達は
「・・・すみません。あなた方は異世界人でしょうか?」
「さっきいた女と俺は異世界人だがマルセ達は違うよ」
「そうですか。あなた達は王国に入ってもいいですよ。ブルード殿を仲間と言っていた方をかえすことなどできません。それに私がバカでございました!」
門番の騎士は俺に頭を下げるとキヅラが俺の後ろから出てきて
「今更虫のいい話じゃないかしら?ブルードが死んでからそんなことを言うなんて。なんでオーキ教なんかに従っていたの?あなた達騎士はもうそんなどうしようもないくらいに弱いの?」
「そうですね。もう私達はこの王国を守る騎士としての機能はちゃんとしていません。実力者であった騎士達はアキラチームによっておもちゃのように扱われほとんどが殺され生き残りはほぼいいなりになるものくらいです」
門番の騎士は申し訳なさそうに言うがそれは俺やアキラのような異世界人のせいである。召喚したオーキ神父のやつも悪いがな。
「私達はもはやいいなり。ブルード殿や隊長、ベック殿が王国からいなくなりさらにあれました。今や騎士の指揮をしているのは卑怯者で有名な男、イージス・ブラッツです」
門番の騎士がイージスの名を口にするともう1人の門番が俺たちに話をしていた門番の腹を持っていた槍で貫く。
「な、おま、え、なん、で」
「くひひ!僕はねイージス様の部下だよん!お前みたいなまだ無駄に足掻く騎士の反乱分子の処分。それが僕の仕事くひひ!」
俺たちに友好的に騎士を槍で刺した騎士が言うとマルセが槍を持つ騎士に近づき
「私はあなたのように簡単に仲間を攻撃するような人は嫌いです」
「仲間ぁ?こんなへぼいやつが僕の仲間なわけないやんか」
槍を持つ騎士が言うとマルセは槍の騎士を爆炎の異能で燃やし尽くす。
「君みたいな人間は死んだほうがいいんだよ。キヅラ。その人は」
「大丈夫だ。私の異能でなんとか回復はできる。傷ができる前にまで若返らせればいいからそこまでこの人は歳をとらない」
キヅラは騎士を腹が刺される状態の前にまで回復させると倒れていた騎士は驚きながら
「そ、そんな。私は腹を刺されたはずなのにこんな回復しているなんて」
「これが私の異能。若がえらせたり歳をとらせたりする異能。こう使えば対象を回復させることもできる。ようは使い方次第さ。ま、ただ若返るだけと言うのもできるけど」
キヅラは自分の異能について言うと門番の騎士は
「私のような騎士を助けてくださりありがとうございます。恩義に報いるためにあなた方をミカヅキ様のいる場所へ案内します」




