ストレイ村 2
「主人様。お話よろしいですか?」
「あ、ああ。すまない。いいよ。なんかあったのか?」
「はい。ストレイ村の中から呪いもちの反応があります。村に近づくまでわからず申し訳ありません」
アルカナは俺に謝ると俺は
「気にしなくていい。お前は他のことにも気を配っていたんだろ?」
「そう言ってくださると助かります。実は王国に近づくにつき魔族の反応がかなり濃くなってきましてそちらに気づきませんでした」
魔族の反応が濃いか。俺がいた時はどうだったんだろうな。まぁいい。今は目の前の問題だ。
「起きろナギサ」
俺はナギサの体を揺さぶるとナギサは勢いよく起き上がり、俺の頭とナギサの頭がぶつかる。
「いってぇ」
「痛い!痛い!」
ナギサは「痛い」と言った後にまたアルカナの姿を見ると
「ま、まだ幽霊が、ひゆぅ」
またナギサは白目をむいて気絶した。こいつ意外と面倒なやつだな。
「主人様。私は今は消えておいた方がよろしいでしょうか?」
「・・・すまない。今は消えておいてくれ」
アルカナは消えてからまた俺はナギサの体を揺さぶる。
「ナギサ。起きろ。おい。バカナギサ」
「誰がバカですって!」
また勢いよくナギサは起きようとするので俺は当たらないように避け
「あ、あれ?さっきコウタの隣に幽霊が、足のない女がいたような気が」
「いないから安心しろ。それよりお前が村についた時何で村の前にいたんだ?」
俺はナギサに聞くと周りにいたみんなは、なんで?みたいな顔をする。
「それはね。確かにわたしも村の中で待ってようと思ったよ?でもね村に入る時に、いや入り口に行った方が多分早いよ。わたし口で説明するのは下手だから」
ナギサは俺たちに言うと村の入り口にまで移動する。村の入り口につくと村の前に立った俺たちの前に村にいた人が近づいてきて
「おい!あんたら命が惜しけりゃ中に入るのはやめとけ!今村ん中には切り裂き魔がいるんだべ!」
切り裂き魔?そんなやつが村の中に?というかまさかそいつが?
「十中八九そいつだと思いますよ」
アルカナは俺の頭の中に語りかける。やっぱりお前もそう思うか?
「はい。そう思います。切り裂き魔ですか。一体どんな異能何でしょうか?」
アルカナは俺の頭の中で言うと俺はストレイ村の人に
「安心して下さい。俺たちはその切り裂き魔を退治しに来たんです」
「そ、そうなんだべか。早く助けてください!でなければおい達がやられるべ」
村の人は俺たちの前で切り裂き魔についてのことを言う前に急にバラバラになって死んだ。