ストレイ村
「何を今更。私は助けられた身。ですから協力するのは当たり前です。チウルスも。キヅラはどうするの?」
「協力するわよ。当たり前じゃない。何を今更聞いてるんだか」
2人は俺とアルカナに言うとアルカナは「ありがとうございます」と言い、俺も「助かる」と頭を下げる。
「話は以上です。皆さんお時間をつくってくださりありがとうございました」
アルカナは俺たちに言った後俺の隣から消え、アルカナが消えた後はチウルスとブルードのいる場所に向かい、ブルード達のところにつくと俺たちは次の日に備えて休んだ。
次の日、俺たちはブルードが言っていた目的地であるストレイ村付近にまで行くと村の入り口に背中に大剣を背負っている女の子が立っていた。
「ブルード。あいつは知り合いか?」
「え?コウタさん知らないんですか?あの人がナギサ様ですよ」
村の入り口に立っていた子が俺たちを見つけるとすごい勢いで走ってくる。
「見つけた!コウター!」
「おい。なんか叫んでこちらに向かってきてるぞ!いつもあんなんなのか?」
俺はブルードに聞くとブルードは笑いながら
「いつもあんな感じですよ。まるで大きな子供を相手にしている気分です」
「誰が子供よ!」
ナギサ?らしき女の子は俺たちの前につくとブルードの背中をぱぁん!と叩く。
「ナ、ナギサ様、ちょっと、手加減して、ごふ」
ブルードは軽く血を吐きながらナギサに言うとナギサは
「ごめんごめん!加減が難しくて!それよりわたしを子供扱いするのはやめてよ!私大人なんだから!」
「わかりましたから背中を叩くのはやめてください!」
ブルードはナギサに言うとナギサはまた「ごめんごめん」とブルードに謝る。ブルードに謝った後ナギサが俺をみてくると
「よう!久しぶり!コウタ」
「久しぶり?だな。正直俺はお前のことしらなんだが」
「あはは!なんで?もしかしてうるさいから?それはよく言われるからいいけどさ!ま、仲良くしよ!」
ナギサは笑いながら俺に言うと俺は
「お前は俺に対してどう思っているか知らんが俺にとっちゃクラスで信頼できるやつはテンノスケとシナコだけだ。だから別に馴れ馴れしくしなくてもいい」
「あははは!そんな冷たいこと言わないでさ!仲良くしようよ!」
ナギサはまた笑いながら言う。こいつと話してるとなんか調子くるうな。
「主人様。申し訳ありません。お伝えしたいことがあるんですが」
俺の隣にアルカナが現れると急に現れたアルカナにナギサは驚き
「だ、誰あんた。ま、まさかおば、おばおばおば」
ナギサはアルカナの姿を見て白目をむいて気絶する。アルカナはお化けではないがこいつはそういう類が苦手なのか。




