オーキ教
「オーキ教はオーキ神父を筆頭にしたオーキ神父を崇拝している人達の集まり。言うのもアレですがサイコ野郎が多いです」
ブルードは俺に言うと俺は
「サイコ野郎が多いからなんだ。お前たち騎士ではどうにかできないのか?それに俺と同じ異世界人が味方なら問題はないと思うけど?」
どんな異能をみんなが持っているかは知らないけどきっと強力な異能もちは何人かはいるはずだ。
「それがそうもいかないんですよ。確かに異能で強いものはいますが使い方が上手いわけではありませんから。その点オーキ教の奴らは異能は弱いものでも強いです。ですのであなた方にも協力を頼みたいのです。どうか僕らに力を貸してください!」
ブルードは俺に頭を下げギルドマスターも
「私からも頼む。こやつはベックの部下。つまりはベックとも目的は同じ。死んだベックの悲願をかなえてやってくれぇい」
2人は俺に頭を下げるがこれは俺1人で決めていいもんだいじゃない。みんなに聞くべきだ。
「わかった。俺はいいけどチームを組んでる3人が大丈夫と言ってくれたらいいよ。3人がダメだったら俺が個人的に協力するということでいいか?」
俺はブルード、ギルドマスターに言うとブルードは「ありがとう」と頭を下げ、俺は一旦ギルドマスター室から出て、泊まっている宿屋に向かった。
宿屋につき部屋に行くと珍しく3人が揃っていた。
「主人様。私が3人に声をかけておいたのです。スムーズに話が進むように」
「そうか。ありがとう」
俺は隣に現れたアルカナに礼をいうとマルセが
「コウタさん。アルカナから話があると聞きましたが一体何の話ですか?」
「今から話すよ。俺は一旦ゴールン都市から離れてアーブルル王国に行こうと思っている。みんなはどうする?」
俺は3人に聞くとマルセ、チウルス、キヅラは
「もちろん私はコウタさんと行きます」
「チウもコウタ兄ちゃんと一緒に行くの!」
「私もあんたについていくわ。この中立都市の平和のためにもいずれはどうにかしなければいけない問題だしね」
3人とも俺についてきてくれるとのこと。嬉しいじゃないか。
「わかった。ありがとう3人とも。近々アーブルル王国に向かうからみんな準備はしておいてくれ」
俺は3人に言うと3人とも「了解」と返事をし、俺たちはまた一旦解散した。
「あいつらには頭が上がらないな」
「そうですね主人様。彼女らは良き人達です。ですがこれも主人様の人柄あってのものですから。主人様はもっと自信を持って下さい」
アルカナは俺に言うと俺はなんだか悪い気はしなかった。




