アキラの異能
「どうした?王国の騎士?弱すぎて拍子抜けすぎるぞ?」
アキラはベックに言うとベックは
「う、うるせぇ。これはてめぇのせいで斬ったんだよ。クソみたいな異能を使いやがって」
ベックは息ぎれしながら言うとアキラは
「お前たちなんて本当は俺の異能だけで十分なんだよ。だが俺の異能はお前らカスとは違って選ばれた異能。だからこそ俺から手を下すことはないと思っていたが貴様らは少々やりすぎた。だからここで殺してやる」
アキラは俺たちに向かって言うとベックが
「がはは。コウタ。手を出さないでくれ。あんたは俺様達の希望だ。俺様は異世界人の中であんたと聖女様であるマシラギ・シナコ様のことは信用している。あんたらがこんなやつに手を下す必要はないさ。それに俺様は優秀なんだ。片腕くらいはハンデさ」
ベックは俺に言った後アキラに斬りかかるとアキラはベックの攻撃を避ける。
「ちいっ!」
「おいおい。でかい口をたたいたわりにはさっきよりも動きが遅いぞ?どうした?片腕はハンデじゃなかったのか?」
「うるせぇんだよ!なら避けんじゃねぇ!」
ベックはアキラに剣を振るうがアキラはベックの攻撃を全て避け隙を狙ってベックの腹部に触れる。
「はい。ゲームオーバー」
「なめるなぁ!」
ベックは触れられた部分を自ら斬り落とし、斬り落とした後アキラに向けて剣で攻撃する。
「そんなことばかりしていると自分が死んでしまうぜ?」
「お前を、殺して、死ぬ、なら、本望、だ。俺が、俺が必ず、お前、を」
ベックは血を流し過ぎたのかふらついているとアキラはその隙に近づきベックの顔に触れる。
「今度こそゲームオーバーだ」
「・・・コウタ。後は、頼ん、だ」
ベックは俺に最後にそこまで言うと体が膨張したかと思えば破裂しその場には血溜まりとベックのきていた鎧だけが残った。
なんだあの異能、触れただけで簡単にベックが
「こいつの異能も優秀ではあるが当たらなければ意味はないし俺みたいな一撃で相手を殺せるような異能じゃない。それに比べて俺の異能は触れられれば終わり。今みたいにな」
アキラは俺を見て笑いながら言うとアルカナが
「主人様。あいつはかなり危険です。油断しないでください。あいつの異能は触れたものを思い通りに変化させる異能です」
触れたものを変化させる異能?そんなもんチートじゃないか!
「あの異能は顔に穴をあけたければあけたりできますし、虫になれと言われたら虫に変化したりします。人の体をいじくれる恐ろしい異能です」




