チウルスのダンジョン
「チウルス。君は帝国軍人には関わりたくないんじゃなかったの?」
「関わりたくはないの!当たり前なの!でもコウタにいちゃんが困っているならそんなこと気にしないの!」
チウルスは俺に言った後に俺に抱きついてくる。全く、可愛くて心強い子だ。
しばらくしてチウルスのダンジョンでゴルデが動きをとめるのを待っていたが。チウルスは
「大丈夫なのコウタにいちゃん!チウが作ったダンジョンには仕掛けがしてあるの!」
チウルスがダンジョンの天井ら辺に映像の画面をスライドするとゴルデのいるダンジョンの天井からゆっくりと何かが落ちてきていた。
「チウルス。あれはなんだ?」
「あれは頭から人体を潰すプレスみたいなやつなの!チウのつくったダンジョンをちゃんとクリアできたらあれの落下はとまるの!でもあの帝国軍人は破壊して道を作っているからクリアするのは無理なの!」
チウルスが俺に言うとダンジョンにいたゴルデは数分後に上から落ちてくる何かに気づいたのか
「な、何だあれは!おい!誰もいないのか!」
「あ、バレちゃったの。仕方ないから急降下させるの」
チウルスは俺の前でモニターのようなものを出し、モニターのあるボタンを押すとダンジョンにある天井が先ほどより早い力で落ちていく。
「ぐ、ぉぉぉぉ!」
天井はゴルデの頭付近にまで近づくとゴルデは頭の上に手を出し天井を防ぐ。
「ちょっと時間かかるから天井が落ちる力を重たくするの。チウのダンジョンに入った敵は必ず死ぬと覚えておくといいの。もう死ぬだろうから無理だろうけどなの」
チウルスはモニターにあるボタンで調整をしていたのかさらに天井の落ちる威力を上げるために調整し、おろすとゴルデの体は次第に潰れていく。
「こ、こんなこと、をして、生きて、いら、れる、と思う、なよ。イツク・コウタァァァァ!全ては大いなる意志のもとにぃぃぃぃ!」
ゴルデは最後にその言葉を残しダンジョン内で潰れた。
「後処理はまかせるの。チウが作ったダンジョンはこうやって消せるの」
チウルスは俺に言うとゴルデのいたダンジョンが指パッチンで一瞬で消えた。チウルスの異能やばくね?これなら敵を簡単に殺せるじゃないか。
「チウはこの異能をこんな使い方するのはあまり好まないの。チウがこの異能を極めたのはあくまで人を喜ばせるためなの。でもコウタにいちゃんやマルセねえちゃんを狙う奴がいるならこの異能を存分にふるうの」
チウルスは俺に言った後俺は申し訳なくてチウルスに「すまない」と謝った。




