バンズ・ゴルデ
アルカナに言われた後ゴルデが来るのを待っているとゴルデは俺たち2人に追いつくと
「ここがチミ達の墓場でいいのかな?」
「冗談を言うなよ。君の墓場だろ?」
テンノスケはゴルデに構えて言うとゴルデは腰に装備していた剣でテンノスケに斬りかかるとテンノスケは異能でゴルデの剣を柔らかくする。
「ぬ!」
「僕に剣は効かないよ!次は君の骨を柔らかくしてあげよう!」
テンノスケがゴルデに触れたがゴルデの触れた部分は鉄のような色をした銀色へとへんしょくする。
「鎧を堅くしたところで鎧から柔らかくしてなかの骨をつぶしてあげる」
「残念ながらチミにそれはできない。なぜならチミはもう死ぬからだ」
ゴルデがテンノスケに言うとテンノスケが柔らかくしていないもう片方の腕が鉄へと変化し、テンノスケに殴りかかる。
「アイアン・パンチ!」
「っ!」
テンノスケは咄嗟に間に剣を挟んだがかなりふきとぶ。
「テンノスケ!」
「大丈夫だよ。ベストフレンド。剣を挟むのと同時にやつのパンチの威力を柔らかくした。ある程度の痛みはあるけど致命傷じゃない」
テンノスケはふっとばされたあとゆっくり俺に近づきながらいう。
俺も加勢したいが俺が呪い喰いで喰った異能で使えるのはマルセの爆炎くらい、だがここでそれを使えばこの森を焼け野原にしてしまう。
「どうした?イツク・コウタ。チミはかかってこないのかな?」
「俺は1人ではまともには戦えない。異能を使わないというなら戦ってやるよ」
俺はゴルデに言うとゴルデは笑いながら
「チミはバカかね?使える力を使わないでなぜ戦わないといけない?戦場に卑怯もクソもない。一撃で頭を潰してやろう」
ゴルデは一気に俺に近づき俺の頭を潰そうと腕を鉄に変え頭に向けて殴りかかると次の瞬間、あたり一面が真っ白な空間に変わる。
ここは
「コウタにいちゃん!大丈夫なの?」
俺の前に急にチウルスが現れる。ここはチウルスの異能、ダンジョンメイカーの中か?
「ここはチウが作ったダンジョンなの。あのコウタにいちゃんをいじめていた帝国軍人はチウのとっておきのダンジョンにいれておいたの」
チウルスは指をパチンっと鳴らすと俺たち2人の前に映像のようなものが現れそこにはゴルデがダンジョンで暴れている姿が映っていた。
「ここはどこだ!イツク・コウタ!何をしやがった!」
ゴルデは暴れながら俺の名を叫んでいる。
「この映像には声も聞こえるようになっているの。だからあいつが苦しむ姿がみれるの!」
チウルス。君は帝国軍人に関わるのは嫌なんじゃなかったのか?




