平和
シナコを見つけた後、俺たちはエンテイア王国を出て俺とシナコ、マルセ、チウルス、キヅラ、マリネットの六人はゴールン都市に向かい、スルカ、セフス、カンダの三人は帝国に向かう。コロックはエンテイア王国を出た後
「俺様っちは後は自由に生きる。お前らとはお別れだ。短い間だったけど多少は楽しめたぜ。せいぜい長生きしろよ」
コロックはそれだけいい残してどこかへと向かう。俺たちはもうコロックには会うことはないかもな。ま、わからんが。
俺たちはゴールン都市に数日かけて向かった後、シナコを宿屋で寝かした後に俺たちはギルドに向かい、ギルマスと話す。
「よ。ギルマス」
「かっかっか。久しぶりじゃの。コウタ。息災だったか?」
俺はギルマスに聞くとギルマスも嬉しそうな顔で俺に言う。
「そくさいも何も大変としかいいようがなかったよ」
「そうか。ま、お前さんの場合はそうだろうのう。強者の宿命というやつじゃ」
ギルマスは笑いながら言うとバローがギルドの中から俺のもとまで近づいてくる。
「コウタ。きていたのかぞい」
「おうバロー。元気だったか?」
「元気も元気だぞい。帝国のことは聞いたぞい。スメラギ様がお亡くなりになられラウンズもほぼ壊滅状態と聞いたぞい」
バローは少し悲しい顔でいると俺は
「すまないな。何もできないで。だがアルカナは倒したぞ。俺がとどめをさしたわけじゃないがな」
「大丈夫だぞい。わしはお前を責める気はないぞい。わしも何もできんぞい。戦闘なんてもうまともにだぞい。今はカタグリ組のやつらがたてなおしていると聞いたぞい」
カタグリ組の連中は俺がエンテイア王国に向かう前に帝国をたてなおすと言っていたからな。奴らが主体になるのは当然だろう。
「王国も魔族がいなくなったらもう滅んだも当然だぞい」
確かにそうだ。それにサザメのやつは結局見つかってない。王国、か。そうだな。
「じゃ俺は王国に住もうかなみんなで。俺がエンテイア王国をたてなおす」
エンテイア王国がもはや魔族達が住んでいる場所なら俺は王国をかいかくして新たに住みやすい国にしよう。どうせ俺はもとの世界に帰るつもりもないし
「ありがとうな。バロー。俺がこれからやることは決まったよ」
「??。どういたしましてだぞい。ま、ゴールン都市にいる間は大人しくしていればいいぞい。お前らに会いたがってた奴らもいるからそいつらとは話していくんだぞい。わしはまた業務にもどるぞい」
バローはそれだけ言うとギルドの奥に戻り仕事に戻った。




