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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
最終章 魔王討伐編

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 俺が答えに迷っているとヘブルスは


「やはりそうすぐには決めれませんか。まぁ当然ですよね。もとの世界に戻りたいのは当たり前だと思いますが」

「いや、俺はもとの世界に未練はない。ただ、この近くに多分シナコって奴がいると思うんだけど俺はシナコのことを考えていた」

「シナコ?その人のことは知りませんね。コウタさんの大事な人ですか?」


 シナコは大事な人だよ。でないとエンテイア王国に来た意味がなくなる。魔王も死ぬ前にシナコがどこにいるか教えてくれないし。アルカナもシナコのこと聞く前に死んじまったし。


「なぁ。シナコがこの城のどこかにいると思うんだが時の神になったお前ならわからないか?」

「流石に時の神なりたての私ではそこまでできませんよ」


 異世界人をもとの世界に戻せるのに人探しは無理ってわけか。時の神も万能ってやつじゃないんだな。


「それじゃそのシナコさんを見つけられたあたりにまた答えを聞きに来ます。一週間後くらいでどうでしょう?」


 一週間。それだけあればシナコは探せるか。おそらくだけどもう戦意のある魔族はいないだろうし。アルカナはある意味人望がなかったっぽいからな。なりたてじゃ仕方ないとも思うが


「わかった。それじゃ一週間後に。場所はどうする?」

「場所はこちらから向かうので安心してください。それではまた」


 そこまで言った後ヘブルスの姿は消え、俺はもといた場所に戻るとマルセが俺に抱きついてきた。もはや恒例だな。


「コウタさん!いきなり三人とも消えたから心配しましたよ!アルカナとヘブルスはどうしたんですか?」

「アルカナは死んだらしい。後ヘブルスは」


 俺はヘブルスのことをみんなに伝えるとキヅラが


「ふーん。異能の限界を超えた際、稀にそういうことがあるってことは聞いたことはあったけどまさか本当にあるとはねー」

「俺様っちは初めて聞いたぞ。俺様っちの親友の勇者でも異能の限界は超えられなかったからな。でも呪い喰いで限界を超えたってやつならキヅラとかの方が詳しいのかもな」


 コロックも初めて聞いたように驚いた感じに言った後、マルセは俺に


「それでコウタさんはもとの世界に帰るの?」

「それはシナコを見つけてから決めるよ。みんなシナコを探してくれるかい」


 俺はみんなに言うとマルセとチウルスがシナコを探し始め、キヅラはカンダの様子を見てマリネット達は敵がまだ現れる可能性があるから周りの警戒していた。

 そしてアルカナのいた部屋を探すこと数分後、シナコは綺麗な状態で眠らされていたのをマルセが見つけた。

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