VSアルカナ
ヘブルスの異能のおかげで俺とアルカナの位置が入れ替わり俺の手にはアルカナが作った糸の剣があり、俺はそれでアルカナをきりつけようとしたが、アルカナは糸の盾で俺の攻撃を防ぐ。
「ほんとマリネットの異能は優秀ですよね。近距離なら私達でも強力な武器になるんですから」
「そうだな。でも盾でいつまで防げるかな!」
俺は糸の剣で糸の盾を破壊しようとするとアルカナは盾を捨て俺から距離をとる。
「私には異能の複合もあるんですよ。その盾は爆発するわ」
アルカナが言った後確かに盾は爆発したが俺が立っていた場所にはマルセが立っており、俺はアルカナの近くにいた。
「!?」
「スルカの異能よアルカナ。私はあんたに近づいていたの。私の爆炎の異能をいずれは使うとわかっていたからね。この瞬間を待っていたわ!」
「あらあら。私がまんまとはめられたとでも残念。誰があなたの爆炎って言ったの?私が複合させたのは爆破。だから吹きとぶといいわ」
アルカナが言った瞬間、アルカナが作った糸の盾は眩しいくらいの光を放ち爆発した。
「マルセ!無事か!」
俺はマルセに声をかけるとマルセは
「だ、大丈夫です。でも」
マルセは怪我がない状態に見えたけど手にはかなりの火傷の跡があった。
「ごめんなさいコウタさん。もう、役には、立てない、です。すいません」
「いや。お前のおかげで助かった。だからヘブルスと休んでいてくれ。キヅラ。二人を任せた」
俺は俺より少し離れた位置にいるキヅラに言うとキヅラは
「任せなさい。チウルスやカンダも私が守るからあんたは好きにやりなさい」
ふ。ありがたい言葉だ。マリネットとセフスも守りの体勢に入ってる。あとは俺がアルカナを倒すだけってわけだ。
「さぁ。そろそろ決着をつけよう。アルカナ。お前の遊びにはもう飽きてきた」
「遊びですか。よくも実力差があるのにそんなことを言えたもんですね。いいですよ。私がわからせてあげますよ。私の相手があなたじゃないとまともにできなくてもあなたじゃ私には勝てないっていうことを!」
アルカナはすぐに糸の剣と糸の盾をつくり俺に向かって攻撃してくる。俺はアルカナの糸の剣と盾をスルカの異能を使いそこら辺に転がっていた瓦礫に変えた後に糸の剣を握っていた方の攻撃をあえてうけてアルカナの腕をマリネットの糸の異能、切断糸で斬り落とす。
「っ!?」
「これだけ近距離にいればもはや関係ない。さぁ。デスマッチと行こうじゃないか。この切断糸のデスマッチを!」
俺は自分とアルカナの周りに切断糸をはり少しでも距離が離れた瞬間体がバラバラになるよう糸を張り巡らせた。そしてマリネットもみんなを守りながら周りに切断糸を張り巡らせアルカナの動きを封じた。




