魔王の配下
キヅラとスルカを置いて、俺、マルセ、チウルス、セフス、ヘブルス、カンダの五人で奥に進むとたどり着いた部屋では扉をかくにして、そこに白い髪の生えた老人のような魔族がいた。
「あいつは、あれはオンキ、なのか?」
俺は扉に挟まっているやつの姿を見ると扉の核にされているオンキらしき老人は死んだような目でこちらを見て
「なんじゃ、お前か。何しにきた?わしを殺しに来たのか?」
「いや、別にお前に興味はない。俺はアルカナをとめにきただけだ」
「そうか。ならわしを殺さんと進めんよ。わしは扉の核にされた。王の間の前のな。わしもこんな姿いつまでも晒していたくはないからさっさところしてくれんかの」
オンキは死んだような目を向けながら俺に言う。
こいつ、魔王がいた時は元気なじじいだったのに今のこいつはなんだ?生きようとする気力を感じない。
「わしは、わしはもう生きる気はあまりない。魔王様が死んだ今わしのつかえるべき主人は死んだ。だからアルカナによって魔王様が殺されたと聞いた瞬間わしはもう全てどうでもよくなった。だがアルカナはわしを利用しようとしていたらしい。わしは断ったが断ったすえのなれの果てがこれだよ」
オンキは俺たちに言った後門の前に倒れていた魔族の兵士達がゆっくり起き上がる。
「なんだあれは。オンキ!何をした!」
俺はオンキに聞くとオンキは
「わしの能力はそやつらの身体能力を限界にまで強化する能力。そしてそやつらはもう死んでいる。死んでいる人間に限界も何もないがその分ヤバい状態だ。腕が砕かれようが足が砕かれようが普通に攻撃するからな。気をつけろよ。わしは能力を無理やり使わされているから正直動けん」
オンキは死んでいる目で俺たちを見ながら言うと門の付近にいた魔族の兵士はゆっくりと起き上がり俺たちに襲いかかる。
「近づいてくるなら全員バラバラにしてやる」
俺は糸の異能で切断糸をつくり死体を刻みながらオンキに近づいていく。あまり死体をこんなバラバラとかにはしたくはないんだがな。こいつらは魔族だがもう死んでいる。そんな奴らの遺体をバラバラ死体にするなんて俺は本当ならやりたくない。
「けど動けないようにするにはこうするしかないからな!」
俺は切断糸で魔族の足を切断したが魔族は手ではいながら俺に近づいてくる。やっぱりばらばらにするしかないのか。
俺はまた切断糸でバラバラにするとカンダも近づいてくる魔族をバラバラに切断する。
「強き俺も手伝おう。コウタ」




