VSコムルクス 2
「私がいることを忘れてもらっては困るわ」
キヅラはコムルクスの背後から近づくとコムルクスはキヅラにまわしげりをしようとしたがスルカはキヅラとコムルクスが砕いた自分の武器と位置を入れ替える。
「ちぃ!面倒な!」
「自分の異能はいくらでも使い道はありますし、武器さえあれば誰とでも位置を変えることもできます。それに」
スルカはコムルクスに言った後、キヅラはコムルクスに剣を刺し
「私とスルカならお前如き簡単なのよ。それくらいは理解できるでしょ?」
「できるわけないだろ。おいらがお前らをやる方が簡単なんだよ。よくもそうウソをペラペラと言えるな」
コムルクスは攻撃した後のキヅラの隙を狙い、顔面に向かってパンチを放つ。キヅラが攻撃をくらうまえにスルカはまた地面に転がっていた武器の砕いた破片とキヅラの位置を入れ替え、またもコムルクスの拳は破片に刺さる。
「ちぃ!本当に面倒だな!」
「自分の異能、お前にはよくささっているようでよかったです」
「......調子にのるなよ。お前ら如きやろうと思えば簡単に」
コムルクスが喋っている時にスルカは自分の持っていた武器をコムルクスに向かって投げつける。
「調子になんてのってないですよ。自分は事実を言っているだけです」
「事実?武器を投げて勝負を捨てたやつにそんなこと」
コムルクスはスルカに対し言った後、スルカの投げた武器とキヅラの位置が入れ替わり、キヅラの蹴りがコムルクスの腹部にはいる。
「っつ!」
「私とこいつならぞうさもないことよ。お前を殺すことはね。スルカ一人でもいいくらいよ。ほんとうのことをいうならね。でも私はあえて残ってあげたの。私なりの優しさでね」
キヅラはコムルクスを馬鹿にするようにいうと案の定コムルクスは怒り
「あ?優しさだ?おいらはすぐにお前を殺してやってもいいんだぞ」
「できないことをいうのは恥ずかしいことよ。いい加減あきらめたらどうだ?」
「諦める、だと?このおいらがお前ら二人みたいなこざかしい異能使いの人間に?あまり舐めすぎるなよ。そんなになめすぎているとな」
コムルクスはキヅラに言うとキヅラはコムルクスに近づき蹴りをくらわせようとする。
「そんな蹴りなど当たらん!」
「そうね。確かに私の蹴りは当たらないか。でもさ、いい加減わかるでしょ?私とスルカの位置が変わるって」
キヅラが言った後コムルクスは腕を前に出しクロスさせて防ごうとしたがキヅラは位置が入れ替わらず、蹴りをやめてキヅラはコムルクスの腕を掴んだ。




