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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第一章 ゴールン都市編

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アルカナと呪い喰い 3

「コウタさん。真面目な話をしている時にそういうのはダメです」

「い、いや違うんだマルセ。俺はただアルカナに本当に心臓がないかを確かめ」


 俺はマルセになんでアルカナの胸らへんを触ったかの説明をしたがマルセは俺に笑顔で


「だめです」

「いや、だから」

「だめです」

「話を」

「だめです」

「・・・すいませんでした」


 マルセの反応と顔がめっちゃ怖かったから俺は思わず土下座までしてしまった。不用意にこういうことをしたらだめみたいだな。


「もう。主人様はイケズなんですから」


 何もないけどな!


「私の話を続けます。私は主人様の呪い喰いで得た異能で不要のものを私が3つまで使うことができます。先日主人様に見せた異能は前に呪い喰いを持たれていたかたの不要な異能の残り香的なものを私が使いました。触れた敵を飛ばす異能です」


 なるほど。だからあの時レイクは軽く触れられただけのように見えたのにかなり遠くにとばされたんだな。前の呪い喰いの方が残してくれていた異能で。


「ですが先日の戦闘でその異能もなくなってしまい今は私はただの呪い喰いの管理者で主人様のサポートを戦闘面などでは発揮できません。ですから生命力操作の異能を私にお渡しください」


 アルカナが俺に頼み込んだ後、俺はあの時に思ったあのことをアルカナに聞く。


「アルカナ。何であの時マルセは運よくきてくれたんだ?あんなうまいタイミングでマルセが来れるわけがない」

「それに関しては簡単です。主人様が食べた呪いもちの方と私は意思の疎通ができます。ですからマルセに主人様が危ないと念をとばしたのです」


 アルカナは俺に言うとマルセが


「確かにあの時私の頭の中にコウタさんが危ないと、そしてどこにいるかという声がとんできたわ。最初は罠かとも考えたけどコウタさんが関わっているなら私は罠でも助けに行こうとあの場に向かったわけです」


 それでうまいタイミングでマルセが来てくれたわけか。ま、タイミングのよすぎもあるが。狙っていたんじゃないかくらい。


「呪い喰いと私の説明については以上です。では生命力操作の異能を私に譲渡してください。主人様」

「それは構わないが、逆にお前が使えばお前は消えてしまうんじゃないか?心臓がないんだろ?」


 俺はアルカナに聞くとアルカナは


「そうですね。使いすぎれば私という存在が消え主人様も廃人になるかもしれませんね」


 こわっ。そんなこと言われた後に渡したくないんだけど。でも俺じゃ扱いきれないのも確かだしアルカナに渡しておくか。条件付きで

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