マーズ 3
マーズは俺におそいかかろうとしたがマルセがマーズに近づき
「あなたの相手は私よ」
「どいてください。弱い人に私は興味はありません。私の火力であなたを簡単に殺すことくらい造作もないんですよ」
「それはやってからいうことだよ」
マルセはマーズの腹部に蹴りをかますとマーズは不敵に笑い
「私の身体に蹴りをいれるとはその勇気は認めましょう。ですが私を蹴った足はもう」
マーズがマルセに言うとマルセの足が燃えていることはなく、逆にマーズの腹部に穴が空いていた。
「ゴフッ」
「え?何?私の足が何だって?え?」
マルセはマーズに近づき言うとマーズは手から何かを掴みマルセに投げつけ
「弱強炎!」
一瞬弱い炎がマルセに当たったかと思えばマルセの体が急に燃える。
「マルセ!」
「ど、どうですか!私をなめるからそんなめにあうんですよ!ざまぁみろです!」
マーズはマルセを見下しながら言うがマルセが指をパチンっと鳴らした瞬間燃えていたはずのマルセの体の炎がとまる。
「......え?」
「満足したかな?私の体を多少は燃やせて。あなたの炎は確かに火力が高いと言えば高いですが私からすればこの程度の火力どうということはないのよ。さっきみたいな完全に炎をかためて一直線にはなつレーザー的なやつに比べればね」
マルセはマーズに言った後一気に距離を詰め腹部の近くに手を添え
「それじゃさよなら」
爆炎をすごい威力で放ち、マーズにあびせた。流石はマルセだ。あれほどの高火力の爆炎は俺にはうてない。
マルセがマーズに高威力の爆炎をくらわせた後マーズは真っ黒に肌が黒焦げにはなっていたが人間の形は保っていた。
「カ、ァ、ハァ」
「コウタさん。一応手加減はしておいたので生きてはいますよ。かろうじてですが。こいつどうしますか?」
どうするかねぇ。うーむ。アルカナの情報をきこうとしたところで多分こいつは何も知らないだろうしな。
「もう動けないなら放っておけ。俺たちは先に」
俺が喋っている間にカンダが動き、カンダはマーズの首を大剣で斬り落とす。
「あまいぞ。イツク・コウタ。こういうやつは真っ先に殺しておかなければ後から面倒になる。それじゃ行くぞ」
「いくってどこにだよ」
俺はカンダに聞くとカンダは俺を睨み
「イツク・コウタ。お前はバカなのか?行くところはエンテイア王国に決まって」
「お前こそ何言ってるんだ。帝国がこんな様なんだぞ。復興とか遺体の埋葬とかすることは」
「そこら辺のことはわしに任せておけ」
俺とカンダが喋っているところに白髪の老人が現れた。




