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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
最終章 魔王討伐編

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マーズ

 マーズは次に地面に転がる小さな瓦礫を拾うと俺に向けて投げてくる。


「その程度の攻撃で俺がやれると?」

「さぁ?やってみなきゃ分かりませんよ」


 瓦礫が俺の目の前にまでくると俺の目の前で瓦礫が急に大きくなる、


「っ!」

「これはどうしますか?イツク・コウタさん」


 俺は爆炎でなんとか目の前の石を破壊する。


「やるじゃないですか。今のは多少はきいたと思ったのですが。いやはや驚きです」

「それはこちらのセリフだよ。まさか目の前に急に現れるとは。だがお前の異能は転移系ではない。違うか?」

「そうですね。それくらいは教えて差し上げましょうか。私は優しいですから。私の異能は転移ではありません」


 そう言った後また俺たちの前からマーズは消えたかと思えば数分後、今度は背後に現れた。


「正面からではなく背後からならどうですか」


 マーズは俺に剣をふりかぶり攻撃したが俺に振り下ろした瞬間、マーズは違和感を感じたのか俺に当てる前に攻撃をやめる。


「......どうした?攻撃しないのか?」

「何故先ほどとは違い攻撃を?それに私の片腕にこんな傷が」


 俺に剣を振り下ろした際に俺が張っていた切断糸の防御にかかっていたらしい。少しやつの腕にきれめが入っていた。


「あのまま攻撃すれば私の腕がきりさかれていました。やはりイツク・コウタ。末恐ろしい人です」

「俺が防御に切断糸を使っていたことにきづくとはな。いやはや驚いた」


 正直俺が防御で切断糸を張っていることに気づかないで死ぬかと思っていたがこいつもなかなかできるようだ。


「私は卑怯者、いや臆病者ですから。危機感には自信があるんですよ。だから本来ならあなた達とも戦いたくはないんですけどアルカナ様に恩義を返さないといけませんから。こんな素晴らしい力を与えてくださった私に」


 マーズは俺に言った後、マーズの体は急に燃えだし


「私の異能は自分自身を小さくする異能。触れたものに対しては大きくもできますけどね。そしてこの体にまとう炎はアルカナ様が与えてくれた能力。灼熱です」


 全身に熱をまといながらゆっくり移動しながら俺にいう。さっきからマーズのやつが急に俺たちの前で消えたかと思っていたら小さくなっていたのか。普通は見えるものなんだが


「もう私の異能のことをおしえましたからもう一つ教えてあげます。私の異能で小さくなったものはとらえることはできません。でもこういう体に何かしら効果のあるものをまとっていると異能の効果は消えてしまいます」

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