アクシル 3
アクシルは元々は貴族だったが貴族と帝国の平民を両親が仲良くしようという行動をしていた為に両親はどこの貴族かもわからない奴が差し向けたアサシンによって殺された。そしてアクシルはあえて生かされ奴隷街で酷い生活をして生きていた。
アクシルは生きる為に盗みや人を襲うなどなんでもしたが当時は子供。そしてアクシルに対し、平民も優しくなかった。奴隷街から食べ物が売っている場所をうろつけば「臭い」「呪いの子よ」などと何度もささやかれてきた。アクシルはこの時悟った。人間はクズの集まり、協力するなどあり得ない存在だと。自分は自分の力を信じる。それだけのため、生きる為に必死に体を鍛えた。奴隷街でいつも通り鍛えながら奴隷街でクソな行動をする奴を倒しているときに奴は現れた。
「いやー。すごいね君」
「......なんのよう?おばさん。俺これでも忙しいんだけど」
「そう?忙しいの?そうかそうか。ならいいや。今の君を見てちょうどいいものをあげようと思ったんだけど」
アクシルの前に現れた女はアクシルに言うとアクシルは女を睨み
「まだ会ってちょっとしか時間が経っていないのになんで俺の求めていることがわかる?おかしいだろ」
「おかしくなんてないさ。私は人はみる目はあるつもりさ。君は復讐したい。こんな世界に。違うかな?」
女はアクシルに言うとアクシルは軽く笑い
「世界を壊したいとか厨二じゃあるまいし。そんなことは考えてないさ。だが力は欲しい。貴族どもを滅ぼす力が」
「貴族を滅ぼすね。私達のやることと目的は一致するわ。どう?私の配下にならない?配下になるなら私の血をあげる」
女はアクシルの前に手を出しアクシルは
「お前の血を飲んだら俺は強くなれるのか?それにお前は俺がどう言われているのか知っているのか?」
アクシルは女に言うと女はアクシルをじっと見た後
「んー。確かにあなたは私が聞いた噂の嘘つきアクシルだったかな?その人と特徴は一致するわね」
「そう。俺がその嘘つきアクシルだ。そんな俺が裏切ったりとか考えないのかよ」
アクシルは女に言うと女は笑い
「配下が嘘つきなんてその程度のこと気にしないわよ。それに私は強いからあなたに血を与えた程度で私に勝てるまで強くはなれないし大丈夫よ。それとあなたに血を与えて終わる程度の私ならその程度の女って話よ」
女がアクシルに言うとアクシルは軽く笑い
「お前の器量の良さはわかった。だからお前の配下になろう。お前の血を俺にくれ」
アクシルは女の手から血を飲ませられると女の名はアルカナとわかりそして自分がこの人のために尽くせば自分の求める世界がつくれると頭の中で理解した。




