アルカナと呪い喰い 2
「呪い喰いという異能はこの世界に存在する呪いもちの方を助けるのもありますがこの世界を救うためのレア異能なのです」
確かにこの呪い喰いは呪いもちを助けられる。マルセにチウルスにキヅラ。俺は3人の呪いを喰った。それにより3人は自分の呪いのせいで苦しんでいたからこの異能のおかげで俺は3人救えた、はずだ。
「そうして主人様は呪いもちの方の異能を簡単にですが使えるようになります。7つまでという数は決まっていますが」
アルカナが俺に言うと俺の他に聞いていた2人は驚いていた。
「な、7つ!?7つも異能を使えるようになるの?コウタさん!」
「あ、ああ。どうやらアルカナが言うにはそうらしい。俺は呪い喰いの他に7つ異能が使える」
俺は2人にあらためて言うと2人は
「やばすぎよ」
「や、やばすぎなの!本当にやばいの!」
え?なんか本当にやばい感じ?
「あ、コウタさん。私達が言っているのはすごいって意味のやばいだからね。ひいてるやばいじゃないから」
マルセが俺に対する驚きを訂正するように言う。よかったぁ。
「ごほん。そろそろ話を戻しても良いですか?」
アルカナが俺たちの方を見てマルセが「わ、悪かったわ」と謝る。
「では話を戻します。主人様は7つ異能を得られますがそんなもの常人が扱おうとすれば体が耐えきれなくなります。呪い喰いで得た異能を使わなくても異能を得るたびに脳に負担がかかり、脳が壊れてしまうかもしれません。たんてきに言えば廃人になる、と言えばいいですかね」
アルカナが言うと2人はまた俺に抱きつき
「大丈夫コウタさん!体に異常はない?私とチウルスちゃんと知らない女の異能が今あなたの呪い喰いで得た異能に入っているらしいけど!?頭が痛いとかない?」
「マルセ。チウルス。心配してくれてありがとう。俺は大丈夫だ。アルカナ。話を何回も止めてすまない。続けてくれ」
俺はアルカナに言うとアルカナは
「はい。主人様。それでは私という呪い喰いの異能の一部に関してですが私がいる限り主人様が廃人になることはありません。そして主人様が呪いもちの方の呪いを喰うことにより私にもできることが増えます。2個までは主人様の体の中で異能を管理するだけですが3つからはこうして皆様方の前に姿を見せることができるようになります。私はあくまで異能ですので人間の形をしてはいますが生きているわけではありません。ですので心臓もありません」
アルカナが俺に言うと俺はアルカナの胸に手を当てる。確かにアルカナ向けからへんからはこどう?を感じない
「あら主人様。セクハラですか?皆様の前でお恥ずかしいです」
アルカナが俺に嬉しそうに顔を赤ながら言った後、マルセが俺の手を瞬時にアルカナの体から離れさせた。




