ボルドジーニ
ボルドジーニは俺の攻撃を避けた後俺に向けて何かを投げつける。
「喰え。喰い虫」
投げつけたそれは俺に当たる直前で口の大きな虫に変わる。
「うわ!気持ちわる!」
俺は即座にそいつを爆炎で燃やすがやつは続けて俺に何かを投げ続け
「受けとれよ。ささやかな虫祝いじゃねぇか」
虫祝いとかそんな言葉聞いたことねぇよ。
「虫は嫌いなのかい?虫はいいぞー。特にワームだ。目がなくて口だけの芋虫ってのが特にいい。あの口を開けた瞬間パクリとするところなんて見ていて可愛いじゃないか」
ボルドジーニは嬉しそうな顔で俺たちにいい、マルセ達はボルドジーニにどんびきだ。
「気持ち悪い男だ。私の爆炎で存在ごと消しとばしてやる!」
マルセはボルドジーニに近づくとボルドジーニはまた手から何かをだすと
「喰え。ウルフ」
手にのっていた何かが狼の魔物へと姿を変えマルセに噛みつこうとしたがマルセは噛みつかれる前に爆炎って狼の魔物をふきとばし、ボルドジーニに一気に近づく。
「私のはコウタさんほど火力は甘くないぞ。なんせ私の異能はこの爆炎でコウタさんみたく沢山使えたりはしないけどそのかわりに威力は私の方が強いわ。だから死になさい」
マルセはボルドジーニに爆炎をくらわせたはずがボルドジーニがいたところには白い繭的なものができていた。
「どうかな?防御の繭。すごいだろ?お前の攻撃でもダメージはそんなに受けてないからな。俺様は簡単にはやれんぞ」
ボルドジーニは繭をしまった後に言うと
「ならば自分が相手をしてやろう」
スルカはマルセの隣に移動し、ボルドジーニに言う。
「ふん。お前のような女が増えたところで俺様には勝て」
マルセがスルカに向かって爆炎を放とうとし俺は驚きそうになるがスルカの異能のことを思うとなるほどと思う。
「ふん。とうとう仲間割れか。それはいい。勝手に潰しあってくれるなら俺様は」
ボルドジーニが喋っている間にスルカは異能を使い、マルセの爆炎が当たる直前で位置の入れ替えを使う。
「え?」
「これで終わりよ。虫好きやろう」
マルセの爆炎はボルドジーニの顔面をとらえるとボルドジーニの顔面が激しく爆発し、地面に顔がやけながら倒れる。
「さて。虫好きは始末しましたから先に進みましょう。コウタさん」
マルセは俺に言うと爆炎をくらって顔面がもはや原型がないくらいに焼けているボルドジーニはゆらりと起き上がり
「ゆる、さんぞ。この、俺様の、顔に、傷を、つけた、だけでなく、こんなことを。許さん、絶対、に、許さ、ない!」




