魔王の万能
「我の万能は確かに万能であるがそれは意識していたらだ。意識外の、しかもあのようなものは防げん。これに関しては我はアルカナをなめきっていた。それが我の敗因よ」
魔王は俺に言ったあと、一旦咳き込み
「すぎたことはもうよい。今は貴様がアルカナを始末することに集中せよ。あんなやつでも我よりは強かったからな」
そうだな。お前殺されてるかな。
「もういじるのはやめい。とにかく。我の万能が貴様に使えるのはほんの少しだ。全力で万能を使えば間違いなく貴様の体は耐えきれずに死ぬ。そうだな、貴様が使っていた異能を万能で使えるようにくらいなら貴様の体は耐えきれると思うぞ」
まじか。ならそれでいいから頼む
俺は頭の中で魔王スペルタクスに言うと魔王スペルタクスは
「了解だ。尚我は貴様に能力を託した時点でほぼ消えた状態になる。我の存在はアルカナにとっては危険であるからな。やつは我が万全の状態では殺しきれないから油断してから殺したわけだからな」
魔王スペルタクスは俺に言ったあと、俺の中に力が溢れてくる。これが魔王の万能の能力で得る力か。これは確かに
「ちなみに我のこれしばらくは倒れると思うから誰かに守ってもらえ」
......え?それもっと早く言ってほしか、った。
俺は魔王スペルタクスに頭の中で言われた後そのまま意識を失った。
コウタ達をエンテイア城から追い出したアルカナは彼女を慕う二人の配下、メキサとコムルクスと共に今後の話をしていた。
「さぁメキサ、コムルクス。これからどうする?私はもう魔王としてなすべきことをなさないといけない。魔族による完全な統治を」
「そうでありんすね。わっちも全部の人間が嫌い、というわけではないでありんすがそれ以外の人間が別にどうなろうとかまわないでありんす。それに人間の貴族とやらは完全に根絶やしにしないといけないでだめでありんす。奴らはわっちら魔族を奴隷かもしくはそれ以外としか思ってないでありんす」
「そうだなー。おいらもそれには賛成かな。貴族はまず根絶やし。おいらこれは絶対だと思うよ」
アルカナ達は三人で話した後、アルカナはため息をつき
「それもこれも前の勇者が甘すぎるからこんなことに。人間のみんなを説得して見せると言いながら仲間に裏切られたあげく封印中にもと魔王に取り込まれるなんてみっともないまねをするから」
アルカナがそこまで言うとアルカナ達の前に二人の男が現れた。
「お前、勇者を馬鹿にしたな。俺様っちの親友を。許さないぞ」
「お前、殺す」




