暴食 3
そうか。だからベルゼートのやつは暴食の能力を使ってこの能力にからだと自我を乗っ取られたわけだ。
「ワレハ、タダノノウリョク、トオモッテモラッテハコマル。ユエニ、ミズカラニ、ナヲツケテイル。ワガナハ、ボウシャルク。ヨロシクナ、ニンゲン」
暴食、改めボウシャルクは俺に名乗ると俺はやつにマリネットの異能、糸の異能を使い攻撃する。
「切断糸!」
俺は切断糸で奴の腕を斬り落とすと奴はニヤリと笑ったかと思えば地面に落ちている瓦礫を片手で粉々に砕いたかと思えば、小さな破片を飲み込む。
「なっ、何をして」
「ストーンハンド」
ボウシャルクの切断された片腕から岩の腕が生えてくる。何だあれは!
「コレガ、ワガ、ボウショクノ、ノウリョク。ウデガ、セツダンサレヨウト、タイシタモンダイジャナイ。クッタモノヲ、コウシテツカエルカラナ!」
ボウシャルクは岩の腕で俺に殴りかかり俺はその腕を爆炎の異能を使って粉々にふきとばす。
「クックク!ソウクルカ!ナラバ」
ボウシャルクは異能、爆炎の爆発した空気を口から取り込み
「バクハツノウデ」
「な、俺の、マルセの異能は爆炎!なぜ爆発の腕なんか」
「クックク!ニンゲンフゼイニ、ワレノノウリョクヲハカラレテハコマル。オマエノツカッタバクハツノイノウ。ソレダケヲトリコンダ。ツマリバクフウヲトリコミ、バクハツスルウデヲツクッタワケダ。コノウデデワレハ」
ボウシャルクは爆発する腕を前に出すと手の先から
「バクハホウ」
小さな玉を出したかと思えばそれが俺の前で爆発した。
「っぐ!」
「アクマデアテルワケデハナクチカヅクタメニイマノコウゲキヲ、シタ」
爆発した後、煙がかなりでて煙の奥からボウシャルクは現れた。
「なら、貫通糸!」
「アマイ!ソレニモウ、オソイ!クラエ!」
俺は爆発の腕をもろにくらって壁に激突する。
「がっ!」
「クックク!ニンゲンゴトキガ、ワレニ、カトウナド」
今のは、やばいな。多分骨が、何本かいってる。起きるのにも時間がかかりそうだ。これはピンチってやつだな。どう、しようか。
「イマトドメヲ、サシテヤル。ニンゲンニシテハ、ヨクヤッタホウダ。ホコルトイイ」
ボウシャルクの攻撃が俺に当たる前にボウシャルクの爆発の腕がなぜか暴発する。
「コウタさん!」
俺とボウシャルクが戦っていた部屋にマルセ達がきて俺の前に立つ。
「マ、ルセ。それに、みんな」
「コウタさん。喋らなくていいわ。今私が治すから」
キヅラは自分の異能を使い、俺が攻撃をくらう前の状態にまで戻した。




