憤怒のアルオート 3
勝ち誇ったようにアルオートはコムルクスを見るとコムルクスは
「やっぱりバカだな。おいらが勝つに決まってるだろ」
コムルクスはアルオートに近づくと今度は横腹を蹴る。
「グッ!」
「あちち、あちち!本当に体だけは無駄に熱いやつだな。おいらより弱いくせに」
「オマエヨリヨワクナドナイ!オデノホウガツヨイ!オデノパンチサエアタレバ」
「そうかいそうかい。なら頑張って当ててみなよ」
コムルクスはアルオートの攻撃を避けながらいうとアルオートは大ぶりだが攻撃する。
「あいつの攻撃、威力はありそうだけど遅いわね」
キヅラがマルセの隣に立っていうとメキサが
「おや。よくわかったでありんすね。アルオートは攻撃は大振りでありんすよ。当てれば一撃のような攻撃は。ただあいつはそれにこだわるからバカなんでありんすよ。細かい攻撃で何発もくらわせておけば流石にわっちでも勝てるかわからんでありんす。アルオートは大振りで決めたいという謎のこだわりがありんすから。それで実績があるもんだから不思議なもんでありんすよ」
メキサはマルセとキヅラに言った後キヅラは
「大振りならあたらなければどうということはないはず」
「それじゃダメなんでありんすよ。コムルクスが攻撃してアルオートにダメージをくらわせているように見えるでありんすけどあれはコムルクスだから出来ることでありんす。あいつの体はもっと熱いから普通ならおおやけどするでありんすよ」
メキサがキヅラに言うとキヅラは「くそ!」と言って地面を殴る。
「なら私じゃどうにもできないじゃないか。それに私の異能も魔族には通じるかわからん。私は役に立てないのか」
「まぁそう悲観することはないでありんす。人間と魔族の絶対的な差ってやつでありんすから」
メキサがキヅラに言った後またメキサに向かって岩がとんでくる。
「メキサァァァァ!イツマデソコニイル!コッチデタタカエ!ヒキョウモノ!」
「突っ込むしか脳のないやつに卑怯者と言われたくはないでありんす。魔王の命令がなければ何もしないくせに」
「アタリマエダ。マオウサマコソオデノスベテ。マオウサマガイウコトハスベテタダシイノダ!」
アルオートはメキサに叫ぶとコムルクスはまたアルオートの顔面を蹴る。
「ヴグゥ!」
「気持ちの悪い悲鳴をあげるなよ。吐き気がするじゃないか」
「ウルサイ!ソンナニキキタクナケレバケラナケレバイイ!」
「そんなことを言うなら早くくたばってくれないか?おいらいい加減この遊びに飽きてきたんだけど」




