憤怒のアルオート
「私達を守る?なんでよ」
「簡単なことでありんす。コウタに頼まれたんでありんすよ。マルセ達と合流したのなら必ず守ってくれと」
「コウタさんが?そう、なのね。でも守るとか別にいいから」
マルセはメキサに言うとメキサはマルセを無視して前にたち
「お前たち。わっちに守られているんでありんす。わっちの言うことを聞くなら必ず守るでありんすから」
「あまり舐めないでもらいたいものよ。私達だってコウタさんほどじゃないけど実力はある方だと自負はしているわ」
マルセはメキサに言うとメキサは真顔で
「そうでありんすね。確かにあなた達は人間にしては強い方でありんす。でも今回ばかりは相手が悪いでありんす。憤怒のアルオート。能力を抜きにしても実力的にはあなた達が戦ったバルダクよりはかなり強いでありんすよ」
「バルダクよりかなり強い?その割にはバルダクのこと認めているようだけど。魔族は強さこそ全て!みたいな感じではないの?」
マルセがメキサに聞くとメキサはマルセをはなで笑い
「そんなわけないでありんす。ぶっちゃけた話でありんすがわっちでも実力で勝とうと思えば難しいでありんす。アルオートは能力、怒りによって怒るごとにパワーが増すでありんすから。それとあいつの能力で体に常にねつをおおっているでありんすから触れればほぼ即死に近いでありんすよ。対策をしていなければでありんすが」
メキサは扇子を開きくちもとを隠しながらいう。
「わっち、実力というか力押しは苦手なんでありんす。だからわっちはわざを磨き、戦闘に必要な要素をひたすらきたえたんでありんすよ。こう見えて泥臭い女なんでありんす」
「別にあなたのことなんて知りたくもないけど泥臭いって点はいいと思うわよ」
マルセがメキサに言った後メキサに対し、岩の塊のようなものがとんでくる。
「メキサァァァ!ナニヲシャベッテイル!キサマモココデコロスンダゾ!」
「そうでありんすか。ならまずは目の前のやつをどうにかしてからわっちにいうでありんす」
メキサが言った後にコムルクスはアルオートの顔面を蹴りぬく。
「っ!あっつ!」
「イ、イタイ!ナ、ナンダコノ、イタミハ!コンナニイタイノハヒサビサダゾ。ソレニオデノガンメンヲケルナンテ。オマエハバカカ?コムルクス」
「脳筋には言われたくないよ。おいらは今特殊能力を活かせないからは。打撃でやるしかないだろ」
「ハハハ!ソウダナ!タイダノノウリョクハツカエナイ!オマエハオデニコウゲキシテイツマデモツカナ?」




