マルセサイド
コウタがメキサと戦っている頃、コウタとは別のルートに向かったマルセ達はコウタと別の部屋に入った先には部屋の真ん中で仁王立ちする魔族がいた。
「なんだ噂のイツク・コウタじゃないのか」
「残念だったわね。あなたごとき私達で充分なのよ」
マルセは仁王立ちしている魔族に言うと仁王立ちする魔族余裕そうに笑う。マルセ達の前に立つ魔族は肌の色が紫色で背中には白い羽根が生え上半身は裸で下半身はわら?の塊のようなズボンをはいていた。
「貴様らに慈悲を込めて私は名乗ってやろう。我が名はバルダク。七大大罪魔族が一人、傲慢のバルダクだ」
仁王立ちしている魔族、バルダクは言うとマルセは一気に距離を詰めバルダクの顔面を掴み
「そう。私は名乗らないわよ。だってあなたはすぐに死ぬんだから」
マルセはバルダクの顔を地面に叩きつけたあとバルダクに異能の爆炎をくらわせる。爆炎をくらわせたあとマルセはバルダクから離れるとバルダクの顔からは煙は上がっていたが火傷などの後がなかった。
「あついあつい。私のこの体に傷がついたらどうするつもりだ?ま、お前ら下等な人間風情がこの私に傷一つつけられるはずはないがな!がはは!」
バルダクは余裕そうに笑うとマルセはまたバルダクの顔面を掴み爆炎何度も使うがマルセがバルダクに異能を使い続けているとバルダクがマルセの横腹に素手で殴る。
「かっは」
「いい加減にわかれよ。お前らごときが私に勝てるわけがないんだ。だからさっさと諦めて私に殺されちまいな。人間」
「う、るさいな。私らが、なんで、お前みたいな魔族に負けると?お前ごとき倒せないで魔王を倒せるか!」
マルセは血を吐きながらもバルダクに啖呵をきるとバルダクは笑いながら
「はっはっは!よく言うたわ!この私の前で魔王様を倒すだと。そんな妄言許すはずがない。妄言でもな」
バルダクはマルセの腹部を蹴るとマルセは部屋の壁に激突し、そのまま意識をうしなう。
「チ、チウルスさん。マルセさんをお願いします。こいつは私がやります!」
マリネットがバルダクの前に立つとバルダクは呆れながら
「人間てのは本当に愚かなもんだ。ここまで実力差を見せつけているのに諦めないとは。私は本当に悲しいよ。傲慢たるこの私が貴様らに実力をひろうしてやってるんだ。ありがたく思うといい」
「そ、そんなこと頼んでません。それにあなたごときならマルセさんの出る幕ではありません。マルセさんが今負けたのは勝負を急ぎすぎたからです。私は慎重にやります」




