情熱の魔眼 2
ジャズミは村から出た後帝国付近の森で魔物を狩って生きていた。その方が衝動的に溢れる熱を抑えられるからである。
そんな生活を続け数年、ある日に森でいつも通り魔物を狩っていた時、見た目のチャラい軍人的な奴らがジャズミの前に現れ
「おいおい。あれが原始的な生き方をしている猿みたいな人間というやつか?」
一番先頭にいた金髪で鎧がやたらと金の派手なチャラい男が言うと周りにいた奴らが首を縦にふりながらニヤニヤと笑う。
「あのー。僕に何かようですか?」
「いやいや。君のような強い人を探していてね。どうだい?僕の配下にならないかい?」
ニヤニヤとジャズミのことを馬鹿にするかのような男、ジャズミは金髪のチャラい男に急接近すると
「ニヤニヤと気持ちの悪い。僕を利用しようというのが目に見えている。後かなり目障りだ」
ジャズミは金髪のチャラい男の顔面を掴んだ後地面に思いっきり叩きつけ金髪のチャラい男は地面に血をぶちまけて即死だった。
「き、貴様!貴族に向かってなんて無礼なことを!」
「貴族?貴族って言うのはこんな変人ばかりなの?」
ジャズミは金髪チャラい男と一緒にいた護衛的な男達に言うと一人だけ金髪チャラい男の護衛していた男でジャズミに対し拍手をする男がいた。
「いやぁ。よくやったね。拙者もその貴族、アホガン・アポにはイラついていたんだよ。殺してくれてスッキリしたよ」
自分のことを拙者という男、頭にはとんがった帽子のような物をかぶっており、口には葉っぱを加えていた。
「あんたは誰?なんで葉っぱを口に咥えてんの?」
「いやー。失礼した。拙者の名前はギンゴ。ただのギンゴさ」
ギンゴと名乗った葉っぱを口に咥えている男はジャズミに近づくと
「あんたらごめんな。拙者はこいつの面倒を見ることした。だからけつまくってさっさと帰りな」
「は、はぁ!?ふざけるなよ!ギンゴ!お前は主人様の護衛で」
チャラい金髪男の近くにいた男の一人がギンゴに向かって叫ぶとギンゴは即座に騒いだ奴の首をはねた。
「ぴーぴーうるさいんだよ。本当は殺してやってもいいんだ。だけど優しさで逃がしてやると言ってやるんだ。だからはやく帰りな」
ギンゴは一人の首をはねた後に言うと金髪チャラ男の死体をおいてとりまきだった二、三人はあっという間に逃げていく。
「お前あいつらの仲間じゃないのか?」
「あんな奴らが拙者の仲間のわけないだろう。拙者はただ雇われていただけ。ま、でもこいつが死んだってなれば拙者は殺し屋あたりにマークされんだろうね」
軽く笑いながらギンゴはジャズミに言った。




