情熱の魔眼
帝国ラウンズの第六席、ジャズミはもとは帝国生まれではなく、帝国の近くの村で生まれた。しかし彼はなぜだかわからないが鼻から上の部分を袋のようなもので隠されていた。本人も生まれた時、なぜそのようなことをされたか全くわからなかった。
ジャズミの生まれた村では村長は
「あの子は呪われた子じゃ。生まれた時に父親の目をつぶしおった。しかも赤子だというのに立って暴れたのだからもはや人間離れしておる」
村長は怯えながら言っていたがジャズミの両親は
「私達にとってこの子は大事な子。忌み子だろうがなんだろうが私達は大事に育てる」
「そうだね。私も目はつぶされてしまったけどできる範囲で手伝うよ」
両親はもともと村でけむたがられていたからジャズミが村の人達になんと言われようが堂々と育てつづけた。村を歩いている時同い年くらいの子供に石を投げられようがなんだろうが気にせず過ごし、数年後それは突然起きた。いやいずれはおきても当たり前だったのかもしれない。ジャズミの住んでいた村の人達はその日一斉にジャズミの住む家を襲い、まずは視覚のない父を狙い、殺した後次にジャズミのことを狙う。しかしジャズミのことを母親が身を挺して庇い、母親もその時に死んだ。母は身を挺してジャズミを庇った後ジャズミに抱きつきながら
「わ、私、達の、愛しい、子。ジャズミ、どうか、どうか後悔、だけは、残さない、で、い、き、て」
母親はそこまで言って体は動かなくなり、ジャズミは母親の体温が冷たくなるとそこで母親が死んだことを自覚する。
ジャズミは母親が死んだ後隠していた顔にかけられていた袋をとるとジャズミの目の前にいた村の人達は恐れ村人達の背後にいた村長は
「な、なんとも恐ろしい。人を殺しそうな赤い目じゃ。この村にそいつは厄災しか持ちこまぬ。はやく殺すんじゃ!そいつをはやく!」
村長は村人達に言うがジャズミは村人が襲う前に一気に村人を殺していく。村人達を殺した瞬間までジャズミは人を殺したことなどなかった。だが
「人を殺すってこういうことなんだね。何も感じないや。今はただこの熱のままに目の前にいる奴らを殺したい。母さんの仇とかじゃなくてさ。ごめんね母さん、父さん。敵討とかじゃなくて僕は僕のやりたいようにやるよ」
ジャズミはこの時の一人称は僕と言っていた。目の前にいる村人全員を始末した後ゆっくり村長に近づき、村長の首を掴むと
「あ、が、ぐぎ」
「お前らが先に手を出したんだからね。これは当然の報いさ」
ジャズミは村長を絞め殺した後、村を後にした。




