激闘 2
ステンクは声の向いた方向を向くと杖を前に出して攻撃してきた魔族の攻撃を防ごうとしたが
「遅いな。人間の老人。我輩の剣速には間に合わぬ」
ステンクは斬られるのを前提で右に交わしたがステンクの右腕はきりおとされる。
「うぐぅ!」
「人間の老人。我輩の言葉を聞いて咄嗟に防御の仕方を変えたようだな。今のようにしなければ初手で死んでいたな。我輩に感謝すると良い」
「か、感謝してほしいなら、は、背後からご老体に斬りかかるのはやめて、ほしかったな」
ステンクは杖を支えにしてなんとか立ち上がったがステンクを襲った魔族。見た目は肌の色は真っ黒。両肩からは鋭い刃がとびだしており両腕に長いドスを持っていた。顔の印象は一つ目で口は縦の魔族だ。
「我輩はS級魔族、アルビー。我輩は城の砦を任されたまさにS級最強の魔族よ」
アルビーと名乗った魔族はステンクに一瞬で近づき横なぎでステンクの体を両断しようとする。
「それは流石に見過ごせないな。仲間をこれ以上殺されると拙者困る」
ジャズミはステンクの前に立つとアルビーの長ドスに触り、アルビーの長ドスは細かくバラバラになる。
「ほう。人間。貴様面白い異能を使うのだな。だが貴様では我輩には勝てない。相性が悪いと思うからなぁ!」
アルビーは腕についていた刃物をジャズミに向けて放つとジャズミは避けたり触れたりしてバラバラにする。
ちなみに俺たちはステンクとジャズミの邪魔にならないよう戦いが始まってからそれなりに距離をおいていた。
「仲間を見捨てるとは人間も薄情なもんだ」
「いやはや、最初のはわしの、不覚ってもんさ。だから、少し後ろに下がって、もらったんだよ。お前はわしと、ジャズミで倒すからな」
「正直今のステンクは役には立たないと思うけど。拙者一人でも大丈夫だよ」
「よ、よう言うわ。わしとてまだこの程度のことでぇ」
ステンクはふらふらになりながらもなんとか立ち上がる。
「無理はするな人間。我輩の一太刀をうけ生きていられるだけでもすごいのだ。もう寝ていてもいいくらいだぞ」
「なめるなよ。魔族風情がわしとてラウンズ。この程度でやられているようでは四の席には座れておらんよ」
ステンクはフラフラの状態でアルビーに言うとアルビーはステンクの首を長ドスで斬り落とす。
「つまらん人間だ。立ち上がらなければそのまま楽に死ねたかもしれんのに」
アルビーはステンクの体を細かく刻んだ後にジャズミの方を向くと
「おいおい。わしの体をそんなバラバラに刻むなんて酷いことをするじゃないか。ま、わしには旧の体じゃがな」
アルビーは声のした方向を見るとそこには首だけになったはずのステンクが空中に浮かび喋っていた。




