激闘
「話すこと?ないな。お前たち魔族と話すことなど」
「そ、そんなことはない。貴様ら人間はあの人間を助けにきたのだろう?我がとらえた我らのことをこそこそかぎまわっていた人間。サザメ?とかいうたかな?」
サザメ、だと。あいつは無事なのか?
「その話。詳しく聞かせてもらおうか?」
俺は貫通糸でやつの両肩、両足を貫いておいた後ゆっくり近づく。
「これくらいのことはさせてもらうぞ。なんせお前は危険だからな」
「ふ、ふふ。ばかめ。誰が貴様ら、ごときにあいつの話など。貴様が近づいてきたところで貴様は終わりなんだよ!人間!」
バルグランは俺の前で口を大きく開くと俺はその瞬間にやつに貫通糸をバルグランの喉に放つ。
「かっ」
「やはりお前ら魔族のことなど信用するべきではないな。だがサザメが生きていることを言ってくれたことに関しては礼を言おう」
「ば、ばかめ。今我が作成した斧は貫通するものを無効化する斧。だから我は」
「ああ。ごめん。俺も貫通糸に付与しといたんだ。マルセの異能、爆炎を」
俺がバルグランに言うとバルグランの体は内部から爆発し、地面に肉片が散る。
これでS級魔族とやらの二人目は始末できた。キングールのやつは大丈夫か?
「キングール!無事か?」
俺はバルグランを始末した後地面に叩きつけられたキングールに近づくとキングールは笑いながら
「は、はは。俺様がそんな簡単にくたばるわけないだろ。俺様の異能で叩きつけられる前に体の色を変えてなんとか威力を軽減したからな」
キングールはゆっくり立ち上がったがバルグランとの戦闘で爆撃でとばされたのはもろにくらっていたからそれのせいか少しふらついていた。
「お、っとと」
「大丈夫か?」
「ふん。俺様はこの程度どうってことはない、と言いたいが久々に体を動かしてまだ慣れていないらしい。ここからは少し後方にいることにするよ。今の戦いでコウタ。お前の強さはよくわかったからな」
キングールは俺に言った後ゆっくり後ろに下がり
「ほら、ステンクとジャズミだったか?お前らにも見せ場をつくらせてやるんだ。頑張ってもらわないと」
「わかぞうが。お前さんにそんなこと言われずとも大丈夫じゃわい。さて、早く進むぞ小僧ども」
ステンクが俺の前に出て先頭を歩き、俺たちはステンクの後に続く。
「というかなぜわしが先頭なんじゃ?お前さんらの方がよくわかっておるじゃろ?王国のことは」
ステンクは振り向きざま俺たちに言うがまぁ確かにステンクの言うことはよくわかる。
「城を前に、何より我輩を前にしてよくも背を向けられたものだな。人間」




