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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第一章 ゴールン都市編

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トコロザワ・テンノスケ

「いやいや。なんでゴールン都市に俺がいるってわかるんだよ。そこ大事だろ」

「いやぁ。そこは僕も聞いてこなかったからさー。ベストフレンドを助けたいのももちろんだけど君の好きなあの子にも頼まれたからね」


 俺の好きなあの子って、べ、別に俺はシナコのこと


「シナコに頼まれたからさ。だから僕はしばらくベストフレンド達といるよ。ちなみにこっちまで来るのはアキラのやつだ」


 アキラがまた来るのか。今度こそ俺を殺しに


「アキラのやつはたてまえではベストフレンドをアーブルル王国に連れ帰ると言ってはいるが多分ベストフレンドのことを殺す気だ」


 やっぱりな。俺も殺されたくはないし穏便に帰ってもらわないと


「僕は急いできたからあいつらよりは早くついたけどあいつらもゆっくり来ている。多分今頃はゴールン都市に着く前に村が一つあっただろ?多分そこにいる頃だと思う」


 今頃はビルンス村か。ならば近頃来るのは確かだな。

 俺はテンノスケの話を聞いてアキラをどうしようか考えているとテンノスケは


「ところでベストフレンド。君は1人でゴールン都市まで来たのかい?」

「いや。後仲間が2人いる」


 俺が仲間がいることを言うとテンノスケはほっとしたのか


「よかった。ベストフレンドがいなくなった時は心配していたが仲間ができたなら尚よかったよ。アーブルル王国に帰ったときにシナコにいい報告ができそうだ。しばらくはベストフレンドの仲間とやっかいになってもいいかい?」

「それに関しては他の2人に聞かないとわからないな。多分もう宿にいると思うしいくか」


 俺はテンノスケに言うと「おう!」と答え、なぜかテンノスケは俺より前に歩いていく。テンノスケと歩きながら宿に向かっているとアルカナが俺の頭の中にかたりかける。


「主人様。本当にあの男は大丈夫なのですか?アーブルル王国からきたならアキラとやらと手を組んでいるかもしれませんよ」

「大丈夫だ。こっちの世界に来るまで俺はやつとは仲がいい、と言えばいいのかよくわからんが俺によくつきまとって逆にアキラには全くよりつこうとしなかった。だから大丈夫だと思う。だがもしも、信じたくはないが裏切っているようであれば俺がけじめをつける。それがベストフレンドだった俺のやることだ。ま、テンノスケは不器用だからそんなうまいことできるとは思えんがな。人付き合いは本当に不器用なやつだからな」


 俺が軽く笑いながら言うとアルカナは納得したのかそこからはかたりかけてこなくなり宿まではテンノスケと軽く喋りながら向かった。

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