斧のバルグラン
「ちぃっ!」
俺はバルグランの攻撃を避けるとキングールはバルグランに斬りかかり、バルグランはキングールの攻撃をふせごうとしたがキングールが剣の色を斧と同じ色に変え、キングールの剣は斧を貫通し、バルグランの腕にキングールの剣がささる。
「ほう。我が腕にあてるか。存外やる人間もいるものだ」
「いつまでその余裕が続くかな?俺様これはまだ挨拶がわりだぜ」
「そうか。我も貴様ら人間にあわせてかるく攻撃してやったんだ。次からは少しスピードをあげるぞ」
バルグランはキングールを突き飛ばした後急接近し、キングールに斧で何度も斬りかかる。キングールの剣は刺さったままでバルグランの腕から離れない。
「俺様の剣をかえしてくれないか?お前のような魔族には必要のないものだ」
「それは我の決めること。だが我も剣はいらぬ。我にはこの斧という素晴らしい武器があるからな。人間。武器が返して欲しくば我からとりかえすことだな」
「言われずとも!」
キングールはバルグランの攻撃の隙をつき刺さっている剣を触るとキングールの剣は光だしその場で爆発した。
「どうだ我の能力。触れたものを爆発物に変えるし、我の攻撃に爆撃を付与することができる。ま、説明したところでもう死んだ」
バルグランが喋っている途中で黒い腕がバルグランの腕の斧を掴み、斧の部分をひきちぎる。
「っ!」
「この程度で死ぬほど俺様はあまくはねぇ。でもお気にの剣を壊されたからな。代わりにこいつをもらうぜ」
キングールはバルグランから奪った斧を見せながら言うとバルグランは
「ふ、ふふふ。ははは!これはいい!我の斧を武器にするとは。ちょうどいい。今の斧には飽きていたんだ。新しい斧を腕につけるにはちょうどいい機会だ」
バルグランは笑いながら俺たちに言うと斧がちぎられた腕からまたよく分からないが何かが生えそれは斧へと形を変える。
「これが我が魔王様よりいただいた能力。斧の作成だ。我の斧に対する愛を魔王様に言ったら我にこの異能を下った。まさに魔王様には感謝しかない。こんな思い通りの斧が作れるとは」
バルグランはちぎれた腕に作った新たな斧を俺たちに見せびらかしながらいうとキングールはバルグランに斬りかかり
「ならその腕も今切断してつかえなくしてやるよ」
「ばか!不用意に突っ込むな!」
俺はバルグランの正面にいるキングールと位置の入れ替えの異能を使い位置を変える。正面にあるバルグランの斧は
「それじゃまずは一人。死ねぃ!」
俺に向かって斧は勢いよくとんできた。




