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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第6章 エンテイア王国編 序

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変身

 最悪なパターンか。これくらいはむしろハンデとしてはちょうどいい。片腕は燃えているがこの程度なら

 俺はまず燃えている肩の火を、麻痺しているもう片方の腕を無理やり動かし、凍っている足につけ、氷を溶かした後、マリネットの糸の異能で火を消化し、きり傷の方も糸で隠す。問題は痺れた片腕だが


「ま、これくらいならハンデでもいいか。今から本気出してやるからそれのハンデで」

「本気のハンデってなんだよ。だがいいだろう。マジに俺のことなめているならそのまま死ぬといい」


 シコウオは急に叫び出したかと思えば今度はやつの四本の腕の色がそれぞれ変化する。赤い腕、水色の腕、黄色の腕、そして緑の腕。


「俺もならお前にマジな敬意を払って本気でやってやるよ。マジのマジってやつさ。これが俺のマジな本気、エレメントハンドさ」


 エレメントハンドってわかりやすい名前。だけど油断はできなくなったな。あれは意表をつくわけじゃなく触れたらもうその属性の攻撃が来るって感じだな。


「なかなか魔族らしくなったじゃないか。レインボーシコウオって呼んでやろうか?」

「マジにダサいからやめろ。まずは挨拶がわりに」


 シコウオは黄色の腕を前に出すと


「ライメイ」


 光のような速さで雷的なやつが俺に放たれる。俺は攻撃される前に嫌な予感がして爆炎で地面を破壊して防いだが今のは防いで正解だった。あれは当たったら死んじまうな。


「マジに珍しい防御の仕方をしたな。地面を爆破してそのつちくれで防ぐとは。コウタにしてはマジに焦った行動だな」

「そうかもな。今のは素直にやばいと思ったよ。挨拶がわりとかいうしょげきで殺しにくるとは思わなかった」

「それについてはマジに謝ろう。久々にこの技を使ったから加減ができなかった。マジな謝罪がわりに今の俺がどれくらいマジに強いか教えてやろう」


 シコウオは腕を四本とも下に向けると俺に対し


「さっきA級魔族という格付けについてはマジに話たよな?俺はA級魔族の中でも特別な枠でな。このエレメントハンドを使うまではA級、エレメントハンドを使う今の姿だと俺の強さはA級を超えS級魔族となる。S級魔族は少ないが俺はそのS級の中じゃマジに弱い方だ。他のS級は七大大罪魔族様方に近いとも言われている」


 S級、だと。どれくらい強いかは知らんがやつのアレで弱い方?なら他のやつはどれだけ強いんだ?これは後のことを考えると不安になってきたぞ。


「俺のマジな非礼は詫びた。それじゃ戦いを再開しようか!イツク・コウタ!」

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