四本腕のシコウオ
シコウオは何を血迷ったのか爆炎でつかいものにならなくなった腕を自分できりおとす。
「なんだ?身軽にでもなりたいから片腕斬り落としたのか?」
「言っただろう。人間風情が俺をマジにはかるなと。俺は能力とは別にこんなこともできる」
シコウオは俺に言った後切断された腕の先端が断面から生えてきた。
え、再生能力?まじかよ
「マジに驚いたが人間。お前がいくら俺の腕に火傷をおわせようがつかいものにならなくしようがマジに俺には勝てない。俺はA級魔族だからな」
シコウオは胸を張りながら言うと俺は
「そのA級魔族とはなんだ?俺たち人間はお前らはクソみたいに思っているからクソ魔族で統一しているが」
「そんな簡単な煽りにはもうのらんぞ。マジに優しい俺がA級魔族、魔族のランクについて説明してやるよ。まずは魔族のランクについてだが七大大罪魔族様を除く魔王様が生み出した存在をランクづけしたものだ。ランクはA、B、C級とそれ以下でC級はお前らが倒していた獣型のような魔族。奴らは知能はもってはいるが知恵などは低脳よ。C級から下の級はお前ら人間の尺度で測るといいさ。C級以下はマジに説明めんどいからさ」
俺らの尺度で測ればいいって俺らの判断基準まだ出てないんだけど。
「次にB級だがB級の魔族は人間並みの知能を持ち姿形も人間に似てくる。ただA級魔族よりは頭は悪く感情表現は喜びと快感、苦しみくらいしかない。後単細胞だ」
確か魔物使いのやつがB級とか言っていたな。やつはうまいことしゃべれていなくさらに笑ってばかりであっさり死ぬようなやつだったな。
「最後に俺のようなマジに強いA級魔族。俺達A級はお前らクソみたいな人間より身体能力は強く頭もB級の魔族よりは上手いことまわる。そして俺たちのような存在は魔王様直々に好きな能力をいただくことが出来る。俺のこのマジにイカした能力、再生能力は俺が持っていた能力。そしてこいつが」
シコウオは四本の腕それぞれから一本ずついろんな能力をだす。火、風、氷、雷と四つの属性だ。
「これが俺が魔王様からいただいたマジに強い能力。四属性という能力。火と風、氷と雷を拳にそれぞれ宿すことができる。四つまとめて使うこともできるし一つの属性を四つの腕に纏わせることもできる」
シコウオは自らの能力を自慢げに説明する。よほど負ける自信がないらしい。
「俺に能力の説明をするなんてお前はバカでクソな魔族か?」
「ふ。さっきから煽るような言葉が多いぞ。どうした?勝つ自信がないのか?」




